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【MS 5/5 4/5 Fine Style】紀元前211年 共和制ローマ ルセリア ヴィクトリアトゥス銀貨

SOLD OUT
世界市場で抜群の人気を誇る古代ローマコイン。
完璧な状態を維持する希少銀貨!

2200年以上前の歴史と背景を誇りつつ、
トップグレード、さらにFine Styleが付与された奇跡の状態を保持するコインのご紹介です。

■デザイン

・表面:古代ローマの守護神ジュピター
・裏面:勝利の女神

表面は古代ローマの守護神ジュピター(ラテン語ではユピテルとも言われています)。ジュピターはローマ神話においては主神として扱われ、古代ローマではローマ市の中心にユーピテル神殿が建立されて永くローマの守護神として崇められています。

裏面には、トロフィーに花輪を捧げる勝利の女神が描かれています。

■状態

MS 5/5 4/5 Fine Style

■コイン詳細

【発行年】紀元前211年
【鋳造地】ローマ ルセリア
【額面】ヴィクトリアトゥス
【素材】銀
【直径】約17mm
【重量】3.10 g
【表面】古代ローマの守護神ジュピター
【裏面】勝利の女神
【NGC鑑定】MS 5/5 4/5 Fine Style

■ポイント

*希少性
”奇跡的な状態維持”
2200年以上もの時を経て、奇跡ともいえるMS(完全未使用品)評価、さらにFine Styleが付与!
かつ古代コインによくあるマイナス評価の鑑定は一切ございません。
本品のような高グレード品は極めて少なく滅多にお目にかかることがありません。

さらにヴィクトリアトゥス銀貨は僅か50年間のみの発行後で、大部分が流通市場から消え溶解されたとされています。
現存する枚数が極めて少ない大変希少なコインでありながら状態も抜群なこのコインは今後市場には出てこないかもしれません。

*状態
・Strike(打刻)は満点、最高評価!
・Surface(表面)も4とこちらも高評価!
・グレード:MS(完全未使用品)!
・そしてなんと『Fine Style』が付与!
※Fine Style:コインの磨耗や打刻・表面の状態といったグレードとは別に、個体差のある古代コインの中で特に芸術性が高いと認められる美しいコインに付けられます。

2200年もの時を経て、MSグレードの状態で保存されていることは奇跡に近いといっても過言ではありません。

*市場性
・歴史的価値がある古代コイン
・MS鑑定(完全未使用品)の完璧な保存状態
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

希少性・市場性・状態全てで最高満点の歴史的な芸術遺産とも言えるこのコイン。
お手ごろな価格のうちにぜひコレクションしていただきたい1枚になります。

▼コインのストーリー

■概略

絶大な人気を誇る古代ローマコイン!
コレクター注目の奇跡ともいえる状態を保持する希少銀貨です。

■共和制ローマとは

共和制ローマは、古代ローマの政治体制の一つで、紀元前509年から紀元前27年まで続きました。この政治体制の最大の特徴は、市民が最高権力を共有し、国家の運営に参加したことです。さらに共和制ローマは大きく分けて以下の5つの特徴を持っていました。

1.共和政体制:共和制は、市民による政治的自己統治を基盤とした政治体制でした。市民は役職に選ばれ、政治的な決定を共同で行いました。これにより、一人の君主による統治ではなく、多数の市民が政治に参加する形態が確立されました。

2.元老院:元老院は共和制ローマの中心的な機関で、その名の通り、経験豊かな長老たちから成り立っていました。元老院は外交政策や法律の制定に関与し、政治的な決定を行いました。元老院は貴族階級の代表者で構成され、その意見と助言は重要な役割を果たしまていました。

3.コンスル:毎年2名の執政官(コンスル)が選ばれ、行政の最高権力を共同で担いました。コンスルは軍事指導者であり、法律を執行し、市民を保護する責任を負いました。この2人制の制度は、権力の分散を図るために採用されました。

4.護民官:共和制ローマでは、平民階級の権利を守るために護民官が選出されました。彼らは元老院やコンスルの権力を制限し、平民階級の権益を守りました。これは政治的な均衡を維持する重要な要素となりました。

5.市民権:共和制ローマでは市民権が特別な価値を持ち、市民には政治的および法的な権利と責任が与えられました。市民権を持つことは、政治的な決定への参加や法的な保護を享受するために必要でした。

しかし徐々に共和制の理想が衰退し、権力争いや内部対立が増加した結果、紀元前27年にオクタヴィアヌスが帝国を築くために共和制を廃止し、帝国体制へと移行することになりました。

■ルセリアとは

ルセリアは、イタリアの歴史的な都市で、その起源はおそらく紀元前4世紀にさかのぼります。この都市はガリア・チスパダーナに位置し、古代の交流ルートの合流点に位置しました。最初の住民はリグーリア人で、近くのセルヴィローラのエトルリア人と交流を持ちました。共和政ローマ時代に入植地が設立され、経済的な重要性が増し、町は成長しました。

ルセリアは共和政時代から帝国時代にかけてローマ文化の影響を受け、急速に発展しました。しかし、大規模な火災や自然災害により都市は繰り返し被害を受け、生存者は都市を再建する必要がありました。しかしその後、地域の経済活動が減少し、都市は衰退したとされています。

ルセリアは一時的に放棄され、中世には遺跡が再利用されたり忘れ去られたりしました。ルネサンス時代になると、再び注目を浴び、多くの作家や学者がこの失われた都市に言及しました。最近の研究により、ローマ時代およびそれ以前の遺跡が発見され、都市の歴史がより詳しく明らかになっています。

ルセリアの歴史は、古代の起源から中世、ルネサンス時代の復活までさまざまな時代を通じて興味深く、この都市は、現在でもその過去と失われた遺産についての研究と探求が行われています。

■ヴィクトリアトゥス銀貨について

ビクトリアトゥスは、紀元前221年から紀元前170年頃までの共和政ローマ時代に発行された銀貨で、古代ローマの通貨制度の中で特徴的なデザインと歴史的な背景を持っています。

ビクトリアトゥスの表面には、ローマ神話の主神であるジュピターの胸像が描かれており、裏面には「ROMA」と刻まれたトロフィーに花輪を置く勝利の姿が描かれていました。このデザインは勝利と軍事的栄光を象徴し、共和政時代のローマ文化を象徴する非常に特徴的なデザインとなっています。

ビクトリアトゥス銀貨の銀保有量は同時期に発行されたデナリウス銀貨の四分の三といわれ、また、紀元前101年にデナリウス銀貨とほぼ同等の価値を持つキナリウス銀貨が発行されると、ヴィクトリアトゥス銀貨は、デナリウス銀貨の二分の一の価値に下落したそうです。そのため当時の人々はデナリウス銀貨を貯蓄し、ヴィクトリアトゥス銀貨は流通貨として用いていたと言われています。その後流通市場から姿を消し、その大部分は溶解されたと言われています。

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