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【SP65】1994年 アルゼンチン 試鋳貨 1ペソ バイメタル貨

ASK
チャーミングなデザインで人気のアルゼンチンコイン!
市場に流通が無いレアコイン。

市場に存在や流通がない希少な試鋳貨(Pattern)から
特に状態に優れたコインのご紹介となります。

■デザイン

表面:アルゼンチンの国章
銘文:REPUBLICA ARGENTINA PRIMERA MONEDA PATRIA・ EN UNION Y LIBERTAD・PTS・J・8S・1813 PATRIA・
訳:REPBULICA ARGENTINA=アルゼンチン共和国
  EN UNION Y LIBERTAD 1813=連合と自由 1813年(初の通貨発行年)
  PRIMERA MONEDA PATRIA=祖国の最初の硬貨

裏面:アルゼンチン独立運動のシンボルである「5月の太陽」
銘文:UN PESO PROVINCIAS DEL RIO DE LA PLATA 1994
訳:PROVINCIAS DEL RIO DE LA PLATA=「ラプラタ川諸州連合」

バイメタル貨:2種類以上の金属、もしくは合金から構成される硬貨。中心部と外縁部で異なる金属、合金を配したものが一般的な構造になっています。一般流通用で比較的高額な貨幣や、流通目的でない高額の記念貨幣に使用されることが多い鋳造方法です。

■状態

 SP65

■コイン詳細

【発行年】1994年
【発行国】アルゼンチン
【素材】内側/銅アルミニッケル合金、外側/白銅(銅ニッケル)
【重量】約6.4g
【直径】約23mm
【表面】アルゼンチンの国章
【裏面】アルゼンチン独立運動のシンボルである「5月の太陽」
【PCGS鑑定】 SP65

■ポイント

*希少性
PCGS鑑定枚数50枚
通常発行されたコインとは違い、試鋳貨(Pattern)ですので発行枚数はわずか。
鑑定枚数からも極めて高い希少性が伺えます。

*状態
第2位鑑定品
この上には10枚しかありません。
グレードもSP評価と素晴らしい状態を保持しています。

*市場性
太陽が描かれたコインはいくつかありますが、顔が描かれたチャーミングなコインは極めて稀でその芸術的なデザインから世界のコレクターからとても愛されるコインとなっています。

さらに本品は市場には流通していない希少な試鋳貨になります。
希少性の高い試鋳貨は試鋳貨専門のコレクターもいるくらい国内外問わず熱い注目を集めています。

近年どんどんオークションで高値で売買される試鋳貨!
試作貨幣で発行されなかったからこその希少性がありコレクターがうなるものです。

”残存枚数極少数”×”ハイグレード品”

そして、バイメタルの輝きと洗練されたデザイン。

これらは、世界のコレクターも注目の逸品です!

お求めやすい価格でありながら、その価値の成長に期待の膨らむレアコイン!
お手ごろな価格のうちにコレクションし今後の値動きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼コインのストーリー

 

■概要
 

こちらは、今非常に注目度の高いアルゼンチンコイン。

その中でも市場に流通しなかった試鋳貨という極めて高い希少性を誇る1枚です。
 

■アルゼンチンの時代背景
 

1990年代初頭、アルゼンチンはインフレーションと財政危機に見舞われていました。1989年にカルロス・メネムが大統領に就任し、経済の安定化を試みました。メネム政権は、経済政策の変更として、1対1の固定為替制度を導入し、アルゼンチン・ペソをアメリカドルに対して1対1でペッグしました。これはしばらくの間、経済の安定をもたらしましたが、後に大きな問題を引き起こすことになります。
 

1990年代半ばには、この為替制度が経済に対して圧力をかけており、失業率が上昇し、貧富の格差が拡大しました。また、汚職も横行し、政府の信頼性が低下しました。1999年には、フェルナンド・デ・ラ・ルアが大統領に就任し、メネム政権の継続的な問題に対処するための改革を試みましたが、これも十分な成果を上げることができませんでした。
 

2001年には、アルゼンチンは深刻な経済危機に直面し、デフォルト(債務不履行)を宣言しました。これにより、多くの銀行が閉鎖され、社会は大きな混乱に陥りました。デフォルト後、アルゼンチンはIMF(国際通貨基金)からの支援を受けることを余儀なくされ、厳しい経済改革が実施されました。この時期は、経済の混乱と社会の不満が高まった時期として知られています。
 

その後、アルゼンチンは徐々に経済を回復させ、2000年代後半には一定の安定を取り戻しました。しかし、この時期の歴史は、アルゼンチンが経済的な試練に直面し、政治的な変動が続いた時期として、国の歴史に刻まれています。
 

■5月の太陽とは
 

「五月の太陽(Sol de Mayo)」は、アルゼンチンとウルグアイの国章および国旗に描かれた象徴的なデザインであり、これはインカ帝国の太陽神であるインティを表しています。このデザインは、1813年にアルゼンチンで最初の硬貨に採用され、その後国の象徴となりました。太陽は16の直線と曲線から成る32本の光線を放ち、1978年には内側の直径が10cm、外側の直径が25cmとなり、太陽の色は山吹色に指定されました。このデザインは「公式儀礼旗」として1978年から刺繍されています。
 

「五月」とは、1810年5月18日から25日までの一週間の間に勃発した、リオ・デ・ラ・プラタ副王領を構成していた諸国がスペインからの独立を開始するきっかけとなった五月革命に由来しています。
 

■試鋳貨(試作貨幣)とは
 

試鋳貨幣(試作貨幣)とは、新しい貨幣を製造する前に、その貨幣のデザイン、サイズ、重さ、材質などを試すために鋳造される試作品のことを指します。試鋳貨幣は、通常、実際に流通させるわけではなく、テストや評価のために使用されます。そのため通常は数枚~数十枚程度しか鋳造されず、市場に出回ることは稀になります。
 

・試鋳貨幣の特徴

①発行枚数が僅かしかないため圧倒的な希少性を誇る。

②発行枚数が僅かなため、市場に出回ることがなく高額な値がつきやすい。試鋳貨専門のコレクターも存在します。
 

■バイメタル貨とは
 

バイメタル貨は、2種類以上の金属や合金から構成される硬貨のことです。通常、中心部と外縁部で異なる金属や合金を使用し、同時に打ち抜いて製造されます。バイメタル貨は通常の硬貨よりも偽造対策が優れており、一般流通用や高額の記念貨幣に採用されることがあります。
 

近年の実施例としては、イタリアの500リラ硬貨やフランスの10フラン硬貨などがあります。さらに、1ユーロ硬貨、2ユーロ硬貨、2UKポンド硬貨、2カナダ・ドル硬貨、5南アフリカ・ランド硬貨、10バーツ硬貨なども広く流通しています。一部の国では、トリメタル貨幣と呼ばれる三層構造のバイメタル貨幣も採用されています。
 

日本でも、2008年に地方自治法施行60周年記念五百円貨幣として初めてバイメタル貨が採用されました。その後、2021年からは通常貨幣として流通している3代目の五百円硬貨でもバイメタル貨が使用されています。この硬貨は、中心の銀色の部分と外縁部(ニッケル黄銅)で異なる素材を組み合わせており、中心の銀色の部分は銅を挟んだクラッド貨幣となっています。

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