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【MS62】1897年 スペイン アルフォンソ13世 100ペセタ金貨

SOLD OUT
世界市場で抜群の人気を誇る人気コイン!
注目されているからこそリストライク(再鋳貨)された人気硬貨です!

根強い人気を誇るスペインコインの中でも、
最高鑑定品という特に状態に優れた金貨のご紹介となります。

このサイズ感とデザインの美しさは圧巻です。

■デザイン

表面:アルフォンソ13世の少年像
銘文:ALFONSO XIII POR LA G・DE DIOS* 1897 *

裏面:スペインの国章
銘文:REY CONSTL. DE ESPANA / S.G. 100 PESETAS .V..

※表面の年号打刻の両脇に星マークがあります。その星の中に年号が刻まれており、本品はオリジナルですので左の星の中に「18」、右の星の中に「97」と刻印されています。

また、1961年と1962年に同デザインでリストライク(再鋳貨)されていますので、リストライク品については左側の星の中が「19」、そして右側の星の中が「61、62」となっています。

■状態

MS62

■コイン詳細

【発行年】1897年
【発行国】マドリード造幣局
【額面】100ペセタ
【発行枚数】149,762枚
【素材】金
【重量】約32.25g
【直径】約35mm
【表面】アルフォンソ13世
【裏面】スペインの国章
【PCGS鑑定】MS62

■ポイント

*希少性
PCGS鑑定枚数わずか68枚。
発行枚数も僅かしかなく鑑定枚数からも希少性が伺えます。

*状態
PCGS最高鑑定!
約100年前のコインでMS(完全未使用品)評価。
抜群の状態を保持しています。

*市場性
スペインコインは芸術性の高さや希少性も相まって世界中のコレクターから非常に高い注目を集めています。
またリストライクされるということは、そのコインの人気が非常に高いことや、芸術的価値が高いことの証明でもあります。

さらに希少性の高さ・芸術性の価値はもちろんですが、大型金貨は、近年の金価格の上昇と共に、コインの持つ重量=金地金そのものの価値も高まり世界中で高値で取引されています。

・抜群の希少性
・貴重な『初年度発行』
・コレクター&投資家に大人気の大型コイン
という組み合わせは世界中のコレクターから注目を集める逸品になります。

美しさと芸術性があふれたこのスペイン金貨は市場性と希少性を兼ね備えた今後の価格推移も大いに期待できるコインです。
是非お手元のコレクションに加えていただきたい逸品です。

▼コインのストーリー

■概要

大変人気のあるスペイン金貨!
最高鑑定を誇る大変希少な一枚です。

■スペインの時代背景

1900年ごろのスペインの歴史は、政治的な変動、経済の挑戦、そして社会の変化が交錯する時代でした。スペインは19世紀末から20世紀初頭にかけて、様々な重要な出来事に見舞われました。

まず、スペインは19世紀半ばに王統の正統性を巡って三次に亘るカルリスタ戦争と呼ばれる内戦に直面しました。この戦争は、立憲王政を支持する自由主義派と、絶対王政を支持するカルリストとの対立から生じました。戦争は激しい戦闘と政治的な緊張をもたらし、スペイン社会に深い亀裂を生じました。

その後、1898年に米西戦争が勃発し、スペインはアメリカ合衆国に敗れ、キューバ、プエルトリコ、フィリピンを喪失しました。この敗北はスペインの国力に大きな影響を与え、国内の不満と不安を引き起こしました。敗戦後、スペインは新たな方向性を模索し、政治的な変革が進行しました。

20世紀初頭には、スペインではさまざまな政治的な動きが起き、国内には急進的な社会変革を求める声が高まりました。しかし、同時に保守的な力も依然として強力であり、政治的な対立が続いていました。1910年代から1920年代にかけては、スペインが不安定な政治状況に見舞われ、様々な政府の交代が行われました。

1923年には将軍ミゲル・プリモ・デ・リベラによるクーデターが発生し、スペインは独裁政権の時代に入りました。プリモ・デ・リベラの統治下で国内の秩序は回復されましたが、政治的な自由が制限され、不満がたまっていくこととなりました。

このような複雑な背景のもと、1900年代初頭から中盤にかけてのスペインは様々な試練に直面し、国内外の出来事が政治、経済、社会に大きな影響を与えました。

■アルフォンソ13世とは

アルフォンソ13世は、1886年に生まれ、1886年から1931年までスペイン国王として君臨しました。彼は、スペインの歴史の転換期に位置し、その統治は様々な歴史的な出来事や変革の舞台となりました。

アルフォンソ13世の幼少期には、彼が即位する前にスペインはカルリスタ戦争といった内戦に見舞われていました。その後、彼の母親であるマリア・クリスティーナ王妃が摂政として国を統治し、アルフォンソ13世は王位に就くまでの準備を進めました。

アルフォンソ13世が即位した当初は、彼が若年だったこともあり、母親や摂政たちの指導のもとで統治されていました。しかし、成人に伴い、彼は自らの統治に積極的に関与し始めました。彼は国内の安定を回復し、経済の発展を促進するために努力しましたが、同時に政治的な動揺や社会不安も抱えていました。

アルフォンソ13世の統治中、スペインはアメリカとの戦争で敗北し、帝国の一部を喪失するという痛手を経験しました。この敗北は国内の不満を引き起こし、さらなる政治的な混乱を招きました。彼は憲法制定にも関与し、立憲君主制を採用して国内の政治体制を変革しましたが、その試みは完全に成功することはありませんでした。

1920年代に入ると、アルフォンソ13世の統治はますます難しくなりました。政治的な対立や社会的な動揺が続き、彼の指導力に疑問符がつくようになりました。最終的に、1931年にはスペイン第二共和政が宣言され、アルフォンソ13世は退位を余儀なくされました。

アルフォンソ13世の統治期間は、スペインが大きな変革の渦中にあった時代を象徴しています。彼は国の安定化と発展に尽力しましたが、同時に激動の時代において統治の難しさを味わった王でもありました。

■Restrike(リストライク)とは

以前発行されたコインの復刻版・再鋳貨版のことをリストライクといいます。
コインがリストライクされるのは、以下の理由があります。

①希少性が高く入手が難しいオリジナルコインの人気が高くなった。
②芸術的観点から打ちなおす価値があると判断された。
③人気があるコインに状態のいいものが少ない。

などの理由から作成されています。

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