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【MS66】1950年(AH1369)シリア 1ポンド金貨

SOLD OUT
世界のコレクターも注目の1枚!
抜群の状態を保持する希少金貨。

近年注目度の高い中東コインから、
特に状態に優れた希少金貨のご紹介となります。

■デザイン

表面:シリアの国章( 盾に 3 つの星を持つクライシュ族の鷹が、アラビア語で「シリア・アラブ共和国」と書かれた巻物を持っています。)
裏面:装飾された長方形の中にアラビア文字で「シリア共和国」と書かれています。

■状態

MS66

■コイン詳細

【発行年】1950年(AH1369)
【鋳造地】シリア
【額面】1ポンド
【発行枚数】250,000枚
【素材】金
【重量】約6.7586g
【直径】約20mm
【表面】シリアの国章
【裏面】アラビア文字で「シリア共和国」
【NGC鑑定】MS66

■ポイント

*希少性
NGC鑑定枚数158枚。単年度発行。
発行枚数は多いものの、4度の中東戦争や長い間内戦状態が続いているため、残存枚数も少なくかつ状態の良いものは多くありません。

*状態
NGC第2位鑑定。
この上には3枚しかありません。
数々の戦争や内戦の中を残存しているだけで奇跡ともいえますが、さらにMS評価(完全未使用品)!
大変素晴らしい状態を保持しています。

*市場性
中東コインは芸術性の高さや希少性も相まって世界中のコレクターから非常に高い注目を集めています。
そのため近年の価格上昇も著しく、今後も非常に高い伸びしろ、上昇率が期待されています。

お求めやすい価格でありながら、その価値の成長に期待の膨らむ中東コイン!
お手ごろな価格のうちにコレクションし今後の値動きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼コインのストーリー

■概要

デザインの美しさや希少性から人気の高い中東コイン!
抜群の状態を保持する希少な1枚です。

■シリアとは

シリアは紀元前の古代文明から始まります。紀元前2000年頃、メソポタミア文明の影響を受けた都市国家がこの地域に形成されました。その後、紀元前15世紀にはエジプトのファラオ・トトメス3世によって支配され、紀元前12世紀にはヒッタイト帝国との戦争が繰り広げられました。紀元前6世紀にはアケメネス朝ペルシア帝国の一部となり、紀元前4世紀にはアレクサンダー大王によって征服されました。

その後、紀元前64年にはローマ帝国に併合され、シリアはローマの一部として栄えました。特にダマスカスはローマの東方の首都として繁栄しました。しかし、紀元3世紀にはローマ帝国の分裂に伴い、シリアは東ローマ帝国の支配下に入りました。

7世紀初頭、イスラム教の勢力が台頭し、アラブ人の征服によりシリアはイスラム世界に組み込まれました。この時期、シリアはイスラム文化の中心地として栄え、多くの学者や芸術家が活躍しました。また、シリアは十字軍遠征の舞台ともなり、東西文化の交流が行われました。

その後、オスマン帝国がシリアを支配し、長らくオスマン帝国の一部として存在しました。しかし、第一次世界大戦の敗北後、シリアはフランスの委任統治下に入り、フランス領シリアとなりました。この時期には独立運動が高まり、1946年に独立を達成し、シリア共和国が成立しました。

その後も政治的な不安定さやクーデターが続き、シリアは複数の政権が交代する時期が続きました。1970年にはハーフィズ・アル=アサド大統領が政権を掌握し、アサド家の支配が続いています。彼の息子であるバッシャール・アル=アサドも2000年に大統領に就任し、現在までその地位を維持しています。

2011年、アラブの春運動の一環として、シリアで反政府デモが勃発しました。このデモは次第に武力紛争に発展し、シリア内戦が始まりました。内戦は各勢力や国際的な介入を巻き込み、複雑な紛争となりました。数百千人以上の死者が出て、多くの避難民が発生し、国内経済は深刻な打撃を受けました。

現在もシリア内戦は続いており、政治的不安定さと暴力が続いています。国際社会は紛争の終結と平和の回復に向けて取り組んでいますが、解決が難航しています。

■中東戦争とは

中東戦争は、20世紀後半に中東地域で発生した一連の紛争のことを指します。

・第一次中東戦争(1948年-1949年)
この戦争は、イスラエルが独立を宣言し、周辺のアラブ国々との間で勃発しました。イスラエルは独立を宣言した直後、エジプト、ヨルダン、シリア、イラクなどのアラブ諸国と交戦しました。戦争の結果、イスラエルは一部の領土を獲得し、中東地域の政治的地図が変わりました。

・第二次中東戦争(1956年)
この戦争は、エジプトのナセル大統領がスエズ運河の国有化を宣言したことに端を発しました。イスラエル、イギリス、フランスはエジプトに対抗して侵攻しましたが、国際的な圧力の下で撤退しました。この戦争は中東の緊張を高め、冷戦の影響も受けました。

・第三次中東戦争(1967年)
この戦争は「六日戦争」とも呼ばれ、イスラエルがエジプト、シリア、ヨルダンとの間で争いました。イスラエルは奇襲攻撃を仕掛け、わずか6日間でシナイ半島、ゴラン高原、西岸地区、東エルサレム、ガザ地区を占領しました。この戦争はイスラエルにとって領土の拡大をもたらしましたが、地域の緊張を一層高めました。

・第四次中東戦争(1973年、ヨム・キプール戦争)
この戦争はエジプトとシリアがイスラエルに対して奇襲攻撃を仕掛けたもので、ユダヤ教の聖日であるヨム・キプールに勃発しました。戦闘は数週間にわたり、国際的な停戦合意によって終結しました。この戦争はエジプトとシリアに一部の領土を回復させ、緊張を和らげる一因となりました。

これらの中東戦争は、イスラエルとアラブ諸国との間の不和を根本的に解決することなく、地域内の緊張を持続させました。中東における宗教、領土、国家の利益に関連する複雑な問題が絡み合っており、中東戦争はその影響を今日に至るまで感じさせています。国際的な和平努力が続いていますが、解決には依然として多くの課題が残されています。

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