アンティークコインの販売ならレアコインショップ

アンティークコインの販売ならレアコインショップ

×

【VF35】1686年 フランス ルイ14世 エキュ銀貨

SOLD OUT
世界のコレクターも大注目!

鑑定枚数わずか4枚の入手困難の1枚。

コレクターから絶大な人気を誇るエキュ銀貨から
特に希少性と市場性の高い大型銀貨のご紹介となります。

■デザイン

表面:ルイ14世 
銘文:「LVDOVICVS. XIIII. D. G. FR. ET. NAV. REX.」

裏面:冠をつけた盾 
銘文:「SIT NOMEN DOMINI BENEDICTVM.1686」

縁: 「DOMINE SALVUM FAC REGENT CHRISTANISSVM」

鋳造地:フランス(LL)Lille(リール市)。1686年はリール市でしか鋳造されていません!

■状態

VF35

■コイン詳細

【発行年】1686年
【鋳造地】フランス(LL)Lille(リール市)
【鑑定済枚数】4枚
【素材】銀
【銀品位】857,3/1000
【重量】37,65g
【直径】42mm
【表面】ルイ14世
【裏面】冠をつけた盾
【刻印士】Joseph RÖETTIERS
【NGC鑑定】VF35
【専門書】
Dy royales# 1509,
GadR# 215 
Les Monnaies des 4 Louis (p339) Nb237
D-3810

■ポイント

*コイン特記
★特記その1:
本品は全エキュ種で、最重エキュ銀貨タイプ「Ecu Carambole」。
通常のエキュ銀貨は公式重量27,45gですが、ルイ14世在位中に鋳造された「エキュ銀貨」で唯一、公式重量(27,45g)を超える特別タイプの37,65gの銀貨。しかも鋳造期間はたった2年(1685年/1686年)のみの第一号タイプです。

第2号タイプの「Ecu Carambole」(椰子の木タイプ)鋳造は1693年から8年間(1693年〜1700年)鋳造され続け、重量は同じく37,65gでした。

本品は2年間という短い期間に鋳造された希少な第一号タイプとなります。

★特記その2:
高度な専門知識のあるフランスコイン学者でなければ本タイプについて知らないことが2つあります!

一つ目は: 1685年/1686年の「Ecu Carambole」の鋳造に使われた「銀」は全ては古い「スペイン銀貨」からということ!

二つ目は:スペイン王国から、近代戦争で(フランスに)譲渡されたベルギーの属州にしか使われなかった銀貨ということです。
フランス国内では銀量が多すぎて「外国用」として原ベルギーで使われていました。

*希少性
鑑定済み枚数:1686年合計(4枚!)
MS級は: 1枚(Ms61)
AU級: 0枚
XF45: 1枚
VF35: 本品のみ1枚!
VF30:1枚

鑑定枚数からも驚くべき希少性が伺えます。

*状態
エキュ銀貨は全体的に残存枚数が少なく、かつ状態の良いものはなかなかお目にかかれません。
400年以上前とは思えない素晴らしい状態を保持しています。

*市場性
エキュ銀貨はフランス全土で発行された大型銀貨で、その種類の豊富さと希少性から全世界のコレクターから絶大な人気を誇っています。
フランスコインは芸術性の高さから世界中のコレクターからも非常に人気が高く、市場性も抜群!
さらに大型貨幣ならではの重量感がコレクターを虜にします。

コイン投資の3つのポイントを全て兼ね揃えた、
将来性がとても見込めるコインになっております。

▼コインのストーリー


■概要

「太陽王」と呼ばれたフランスのルイ14世が描かれた絶大なる人気を誇るエキュ銀貨。
通常タイプとは異なる希少な最重エキュ銀貨タイプになります。

■ルイ14世とは

ルイ14世は、ブルボン朝第3代のフランス国王(在位: 1643年5月14日 - 1715年9月1日)。ナバラ王国国王としてはルイス3世(バスク語: Luis III.a)。
ルイ13世の長子であり、妃はスペイン国王であるフェリペ4世の娘マリー・テレーズ・ドートリッシュ。王朝の最盛期を築き、ルイ大王 (Louis le Grand) 、太陽王 と呼ばれました。

ルイ14世は、幼少期に即位し、ジュール・マザランの補佐を得てフロンドの乱を鎮圧した後、1661年に親政を開始しました。この時、中央集権と重商主義政策を推進するためにジャン=バティスト・コルベールを登用しています。

治世中は対外戦争を積極的に行い、帰属戦争や仏蘭戦争で領土を拡張してフランスの権威を高めました。彼はジャック=ベニーニュ・ボシュエが唱えた王権神授説・ガリカニスムを掲げ、絶対君主制を確立しています。また、ミディ運河やヴェルサイユ宮殿を建設するなど、多くの建築事業にも取り組みました。

ルイ14世は72年間にわたる在位期間を誇り、フランス史上最長の統治者となりました。72年もの在位期間はフランス史上最長であり、18世紀の啓蒙主義思想家ヴォルテールはルイ14世の治世を「大世紀」と称えています。また、「中世以後の国家元首として最長の在位期間を持つ人物」としてギネス世界記録にも認定されています。

彼はまた、宮廷舞踊にメヌエットを取り入れ、その際に太陽神アポロンに変装して踊ったとされ、その姿から「太陽王」というニックネームが付けられました。

■エキュ銀貨とは

エキュとは盾という意味で、紋章の盾がデザインされていることに由来しています。
エキュ銀貨は、その名前の通り純銀を主成分としており、表面にはフランス王国の紋章である三つのユリが描かれています。重量や価値は時代によって異なりますが、15世紀後半から17世紀にかけては、一般的に1エキュ銀貨が約30グラムで、当時の給料や価格の基準となっていました。

しかし、18世紀後半にはエキュ銀貨の品質が低下し、偽造が横行するようになり、フランス革命後には廃止されています。エキュ銀貨は、フランス史や経済史の研究において重要な役割を果たしており、今でもコレクターや研究者にとって価値のある貨幣の一つとされています。

■リール(Lille)と歴史的背景

リール(フランス語:Lille, オランダ語・フラマン語:Rijsel  ドイツ語:Ryssel)は、フランス北部の都市で、ベルギーと国境を接するオー=ド=フランス地域圏の首府、ノール県の県庁所在地になります。

リールを含む一帯は、中世にはフランドル伯の領地であったので、フランドル・フランセーズ(Flandre française)と呼ばれることがあり、リール市民はリロワ(Lillois)と呼ばれる(女性形はリロワーズ Lilloise)。シャルル・ド・ゴールの生地でもあります。

本品が作成された頃のリールは1667年、ネーデルラント継承戦争でフランス軍に包囲・占領されていました(リール包囲戦)。1668年のエクス=ラ=シャペル条約で併合が公表され、シャルル・ダルタニャンが総督となっていましたが、1708年のスペイン継承戦争で、ヴォーバンによって構築された要塞が攻略されてしまい(リール包囲戦)、1713年までリールはヨーロッパ同盟の手中となっていました。

最近チェックした商品