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【MS65】1774年~1775年(ヒジュラ暦1187/88年) イスラム王朝オスマン帝国 アブデュルハミト1世 ZERI MAHBUB ゼリ金貨

SOLD OUT
最高鑑定品&希少性抜群!

近年注目度の高いイスラムコインから、
希少な最高鑑定品のご紹介となります。

■デザイン

表面:アラビア語
裏面:アラビア語

オスマン帝国のコインには長い祈りの文章はありません。スルタン(君主、支配者)とその父親の名前、造幣局の名前、スルタンの即位日、そして "khullide mulkehu(彼の支配が永久であるように)"や "azzet nasrehu(彼の栄光が神聖であるように)"などの短い願文が書かれています。

■状態

MS65

■コイン詳細

【発行年】1774年~1775年
【鋳造地】エジプト
【額面】1ゼリ
【NGC鑑定枚数】5枚
【素材】金
【重量】約2.6g
【直径】約22mm
【表面】アラビア語
【裏面】アラビア語
【NGC鑑定】MS 65

■ポイント

*状態
MS65
NGC社最高鑑定品!
本品のような最高鑑定品,
そして約250年前でMS65というグレーディングはなかなかお目にかかれません。

*希少性
NGC社鑑定枚数5枚。
この時代のイスラムコインは鑑定枚数も少なく状態の良いものを探すことはとても困難です。

*市場性
イスラムコインは近年上昇が著しく、
今後ますます注目をされていくコインとなります!
そのため、非常に高い伸びしろ、上昇率が期待されます。

お手ごろな価格のうちにぜひコレクションしていただきたい1枚です。

▼コインのストーリー

■概要

近年注目度の高いイスラムコイン!
希少な最高鑑定品です。

■オスマン帝国とは

オスマン帝国は、テュルク系(後のトルコ人)のオスマン家出身の君主を戴く多民族帝国。英語圏ではオットマン帝国 (Ottoman Empire) と表記される。15世紀には東ローマ帝国を滅ぼしてその首都であったコンスタンティノープル(後のイスタンブール)を征服し、この都市を自らの首都とした。17世紀の最大版図は中東からアフリカ・欧州に著しく拡大し、東西はアゼルバイジャンからモロッコに至り、南北はイエメンからウクライナ、ハンガリーに至る広大な領域に及んだ。

オスマン帝国は中央同盟国として第一次世界大戦に参戦し、敗戦。敗戦後の講和条約のセーブル条約は列強によるオスマン帝国の解体といえる内容だったため、同条約に反対する勢力がアンカラに共和国政府(オスマン帝国政府に対抗してトルコ国民運動に率いられた)を樹立し、1922年にはオスマン家のスルタン制度の廃止を宣言、これによりメフメト6世は亡命を余儀なくされ、オスマン帝国政府は名実共に滅亡した。

1923年には「アンカラ政府」が「トルコ共和国」の建国を宣言。1924年、帝政の廃止後もオスマン家に残されていたカリフ(指導者、最高権威者の称号)の地位を廃止し、オスマン家の成員をトルコ国外に追放することにより、オスマン帝権は完全に消滅した。

■アブデュルハミト1世とは

アブデュルハミト1世は、オスマン帝国の第27代皇帝(在位:1774年1月21日 - 1789年4月7日)。第23代皇帝アフメト3世の子でムスタファ3世の弟。子にムスタファ4世、マフムト2世。

彼は即位後、ロシア帝国やオーストリア帝国などの諸外国との戦いに直面し、国内においても反乱や不満を抱く勢力が多数存在していました。
アブデュルハミト1世は、国内の治安を回復させるために、スパイ網を張り巡らせるなどの強力な治安維持政策をとりました。また、オスマン帝国の財政を再建するために、農地の開墾や商業の振興などの経済改革を進め、国家の財政基盤を強化しました。

一方で、専制的な手法を用いることもありました。彼は、オスマン帝国の立憲制度化を進める動きを弾圧し、反対勢力を追放・処刑するなど、強力な権力集中を行いました。

その後、アブデュルハミト1世は、イェニチェリと呼ばれる軍隊の改革を行い、彼らを官僚や兵士として活用しました。また、文化面でも多くの成果を残し、図書館や博物館の設立などを進め、オスマン帝国の文化の発展に尽力しました。

家庭での生活は家族と多くの時間を過ごし、夏には妻と子供達と共に別荘で過ごすなど家族思いの面もみられ、信心深くよくコーランを読んでいたそうです。

アブデュルハミト1世の治世は、オスマン帝国の混迷期にあたり、様々な困難を乗り越えなければならない時期でした。彼は、国内外の脅威に対処し、オスマン帝国を再建するために多大な努力をしました。彼の治世には、帝国の財政基盤が強化され、安定した政治環境が作られることに成功しました。

■ゼリ金貨とは

ゼリ金貨は、オスマン帝国で使用された通貨の一種。この金貨は、14世紀後半にオスマン帝国の創始者オスマン・ベイによって導入された。ゼリ金貨は、中世ヨーロッパの金貨をモデルにしており、重量は3.5グラム程度であった。

ゼリ金貨は、オスマン帝国が拡大するにつれて広く流通し、15世紀から16世紀にかけて、ゼリ金貨の鋳造量は増加し、オスマン帝国の主要な通貨となった。また、ゼリ金貨は、スルタンの肖像やイスラム教の聖句などが刻まれており、宗教的な意味合いも持っていた。

しかし、18世紀以降、ゼリ金貨は銀貨に次第に取って代わられていき19世紀には、ゼリ金貨はほとんど流通しなくなりました。現在では、ゼリ金貨は史料や博物館などで展示され、オスマン帝国の経済史における重要な遺物として扱われています。

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