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【AU 5/5 4/5】紀元前406/5年 古代ギリシア シチリア島 シラクサ ディオニュシオス1世 20リトラ金貨

数量
1,012,000(税込)
世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
歴史のロマンと芸術的な美しさを兼ね備えた逸品です。

歴史的価値の高い2400年前のギリシアコインから、
残存枚数も少ない、貴重なハイグレードコインのご紹介になります。

■デザイン

表面:左向きのヘラクレス
裏面:正方形を4つに分け、中央の円中にアレトゥーサの頭

【アレトゥーサ】ギリシア神話に登場する美しいニンフ(精霊)で、狩りの女神アルテミスに仕えていました。彼女は河の神アルペイオスに愛されましたが、その愛を拒み、アルテミスに助けを求めます。アルテミスはアレトゥーサを泉に変えて彼女を守ろうとしましたが、アルペイオスは諦めず、地下を流れてシチリア島のオルティージャ島で再び彼女と合流しました。こうして生まれたのが、シラクサにある「アレトゥーサの泉」で永遠の愛の象徴とも言われています。

■状態

AU Strike: 5/5 Surface: 4/5

■コイン詳細

【発行年】紀元前406/5年
【発行国】シチリア島 シラクサ
【額面】20リトラ
【素材】金
【重量】1.16g
【直径】約10mm
【表面】左向きのヘラクレス
【裏面】正方形を4つに分け、中央の円中にアレトゥーサの頭
【NGC鑑定】AU Strike: 5/5 Surface: 4/5

■ポイント

*希少性
シラクサで発行されたコインは、現存する数が少なく、その小型なサイズも相まって、大変希少性があります。
まず、現存していること自体が困難であり、その中で状態の良いものを探し出すことは、極めて困難な状況となっています。

2400年前の古代コインで AU評価!
古代でAU以上のグレーディング評価されることは極めて貴重で、なかなかお目にかかることができません。

*状態
・Strike(打刻)は満点!最高評価!
・Surface(表面)は、4とこちらも高評価!
・グレード: AU(準未使用品)!
さらに古代コインによくあるマイナス評価の鑑定も一切ありません。
2400年も前とは思えないすばらしい状態を保持しています。

*市場性
古代ギリシアのコインは、単なる流通貨幣ではなく、当時の政治、経済、文化を映し出す貴重な歴史的資料であり、高度な彫刻技術が結集された芸術作品でもあります。しかし、数千年の時を経てもなお鮮やかな光沢を保つコインは極めて稀で、ほとんどが失われてしまいました。
その貴重な古代ギリシアコインの中にあって、本品は、2400年以上も前に鋳造されながらも、「AU」評価を獲得する希少な一枚です。

舞台は古代ギリシアのシチリア島。地中海を巡る覇権争いが繰り広げられていた時代、シラクサの王ディオニュシオス1世の権力を象徴する20リトラ金貨が発行されました。このコインは、当時のシラクサの繁栄とディオニュシオス1世の強大な権力を体現するだけでなく、その歴史的な価値から今も多くの人々を魅了し続けています。

コレクターや投資家はもちろん、歴史愛好家にとっても、この金貨は注目すべき逸品であり、その存在は歴史の息吹を今に伝える特別な歴史遺産と言えるでしょう。

美しさと芸術性があふれたこの金貨は市場性と希少性を兼ね備えた今後の価格推移も大いに期待できるコインです。
在庫があるタイミングで是非お手元のコレクションに加えていただきたい逸品になります。

▼コインのストーリー

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
残存枚数も少ない、貴重なハイグレード金貨です。

■シチリア島 シラクサとは

シチリア島のシラクサは、古代ギリシアの重要な都市であり、地中海における文化と商業の中心地でした。その起源は紀元前8世紀に遡り、豊かな農業地帯に位置することで、穀物やオリーブオイルなどの農産物を基盤に繁栄しました。

シラクサは、ギリシアの都市国家として建築、芸術、哲学、科学などさまざまな分野で高度に発展しました。特に有名な建築物には、古代劇場や神殿があり、テオテコス劇場は古代ギリシア最大の劇場として知られています。

また、シラクサは海上交易の重要な拠点でもあり、地中海の他都市国家との経済的・文化的交流が盛んに行われていました。シラクサの商人たちは、地中海の航路を通じて様々な物資を取引し、その結果、シラクサは文化的なハブとしても機能していました。

しかし、シラクサの歴史は波乱に満ちていました。一時的にカルタゴやローマの支配下に入ったり、内紛や外敵の攻撃で荒廃することもありました。特に紀元前5世紀、ディオニュシオス1世の統治下では再び栄え、シチリア島の覇権を握りました。

シラクサの繁栄は長く続きましたが、紀元前3世紀以降はローマ帝国の支配下に入り、次第に衰退しました。その後も様々な支配者が入れ替わり、戦乱を経験しましたが、歴史的遺産や美しい景観は今日まで残されています。シラクサは現在、観光地として多くの人々を魅了し、古代ギリシアの栄光を伝える存在です。

■ディオニュシオス1世とは

ディオニュシオス1世(紀元前432年頃 - 紀元前367年)は、古代ギリシアの専制君主(ティランニス)であり、紀元前5世紀末から4世紀初頭にかけてシチリア島のシラクサを支配しました。彼はカルタゴとの戦争を通じてシラクサを強力な都市国家へと成長させ、政治的・軍事的影響力を大きく拡大しました。

彼は優れた政治家として、権力の確立に尽力しました。貴族制度に対して革新的な政策を導入し、土地の再分配や身分制度の緩和など、社会的不平等の是正に努め、市民の支持を集めました。また、農民層に対する改革も行い、彼の統治下で社会全体が恩恵を受けるような施策を実施しました。

軍事面でも優れた指導者であり、シチリアを拠点に多くの征服戦争を行いました。彼は新しい戦術や武器の開発に注力し、シラクサの軍事力を飛躍的に強化。カルタゴや他の都市国家との戦争において多くの勝利を収め、地中海地域における重要な勢力へと成長させました。

さらに、ディオニュシオス1世は文化や芸術にも関心を示し、文学や哲学を奨励しました。彼の支援により、シラクサは多くの学者や芸術家が集まる文化的な中心地となり、古代ギリシアの知識や文化が広がる場となりました。

しかしながら、ディオニュシオス1世の統治はしばしば専制的とされ、政治的な反対勢力を抑圧する手段も用いました。彼の後継者たちによる混乱や内紛もあり、ディオニュシオス1世の死後、シラクサの政治情勢は不安定化しました。

ディオニュシオス1世は古代ギリシアの歴史において重要な人物であり、彼の統治はシラクサを栄えさせ、軍事的な力を強化した後世に語られる君主でした。

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