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【Ch XF 5/5 3/5】紀元前5世紀 古代ギリシア イオニア国 クラゾメナイ ディオボル銀貨

SOLD OUT
世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
貨幣史の中でも最古に近い時代に鋳造された歴史のロマンと希少性を兼ね備えた1枚です。

2500年以上の歴史を刻んだ、人気の古代ギリシアコインです。
特に状態が良く、抜群の希少性を誇る銀貨のご紹介になります。

■デザイン

表面:有翼の猪
裏面:ゴルゴネイオンの顔

※ゴルゴネイオン:古代ギリシアのペンダントを起源とする、ゴルゴーン(メドゥーサ3姉妹)の首をかたどった絵や彫刻。ギリシア神話のゼウスやアテネもペンダントとして身に付けていたとの伝説があります。

■状態

Ch XF Strike: 5/5 Surface: 3/5

■コイン詳細

【発行年】紀元前5世紀
【発行国】イオニア国 クラゾメナイ
【額面】ディオボル=2オボル=1/3ドラクマ
【素材】銀
【重量】1.15g
【直径】10mm
【表面】有翼の猪
【裏面】ゴルゴネイオンの顔
【NGC鑑定】Ch XF Strike: 5/5 Surface: 3/5

■ポイント

*希少性
”奇跡的な状態維持”
NGC鑑定枚数わずか69枚!
まず残存していることが困難であり、
2500年以上もの時を経て、奇跡ともいえる状態を維持しています。
この年代のコインで状態の良いものは極めて貴重で、なかなかお目にかかることはありません。

*状態
・Strike(打刻)は満点!最高評価!
・Surface(表面)は、3とこちらも申し分ありません。
・グレード:CH XF(極美品)!最高位グレードが「 AU:わずか2枚」となっていますので、
全体の第二位鑑定品となります。

さらに特筆すべきは、、古代コインで頻繁に見かけるマイナス評価も一切ありません!
2500年もの時を経て、この状態で保存されていることは奇跡に近いといっても過言ではありません。

*市場性
古代ギリシアのコインは、単なる貨幣でなく、当時の政治、経済、文化を映し出す貴重な歴史資料でもあり、高度な技術が結晶した芸術遺産でもあります。しかし、時を経てもなお輝きを失わないコインは極めて稀であり、多くは失われてしまいました。

その貴重な古代ギリシアコインの中にあって、本品は、貨幣史の中でも最古に近い時代に鋳造されているにも関わらず「CH XF」が付与された、奇跡ともいえる状態を保持しています。
この時代の状態の良いコインは市場に出回ることは稀で、コレクターや投資家はもちろん、歴史愛好家にとっても注目の1枚と言えるでしょう。

・歴史的価値がある古代コイン
・抜群の保存状態
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

2500年以上前のコインとは思えない美しい輝きを保った歴史的な芸術遺産とも言える古代コイン。
お手ごろな価格のうちにコレクションし今後の値動きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼コインのストーリー

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
歴史のロマンと希少性を兼ね備えたコレクター必見の1枚です。

■イオニア国とは

イオニアは、古代アナトリア半島(現在のトルコ)南西部に位置し、エーゲ海に面していた地方を指します。この地域には近隣にスミルナ(現在のイズミル)が存在していました。アナトリア半島には、イオニア人(古代ギリシア人の一派)によって植民地化されたあるいは少なくとも支配された複数の都市国家があり、これらが結集して形成されたのがイオニア同盟で、その北部地域を指しています。

古代ギリシアの伝承によれば、イオニア地方の諸都市はエーゲ海の向こう側からやってきた植民者によって建設されたとされています。この植民は、アッティカのイオニア人たちの伝説と密接に結びついており、最後のアテナイ王であるコドロスの息子、ネイレウスおよびアンドロクロスが率いて行われたとされています。

後の時代の学者たちはこれを「イオニア人の移住」と呼び、その時期はトロイア戦争の約140年後またはヘラクレスの息子であるヘーラクレイダイがペロポネソス半島に帰還した後の約60年後と見なしています。1910年、当時の研究者たちは、具体的な時期は不確かであるが、イオニア地方がギリシア化が比較的遅いとされる一般的な見解に同意しています。これは、ドーリア人の侵入と拡大、初期エーゲ時代以降に位置づけられています。

■クラゾメナイとは

クラゾメナイは、古代ギリシアのイオニア地方に栄えた都市です。現在のトルコ、イズミール近郊に位置し、銀貨の発行やイオニア同盟への参加など、政治経済において重要な役割を担っていました。

クラゾメナイの起源は、フリウスやクレオナイからの移住者にまで遡るとされています。ペルシアの侵略を避けて島に移住するなど、その歴史は波瀾に満ちていました。数々の困難を乗り越えながら発展してきたクラゾメナイは、哲学者アナクサゴラス(万物の始原は無限に分割できる無限小の粒子であると考えた)やオリンピック優勝者ヘロドトス(歴史学の父と呼ばれる)など、数々の著名人を輩出したことでも知られています。

クラゾメナイの遺跡からは、古代の都市生活を垣間見ることができます。銀貨や陶器などの出土品は、当時の経済活動や文化を示す貴重な資料です。特に、アポロンをモチーフとした銀貨は、この都市においてアポロン信仰が中心的な役割を果たしていたことを物語っています。アポロンは、太陽神であり、芸術や予言の神としても崇められていました。クラゾメナイの人々は、アポロン神殿で祭りを催し、神託を求めたと考えられます。

クラゾメナイは、古代ギリシアの都市国家として栄え、その歴史と文化は現代にまで受け継がれています。しかし、アレクサンドロス大王の遠征やローマ帝国の支配など、様々な勢力の支配下に入り、徐々に衰退していきました。

■ゴルゴネイオンとは

ゴルゴネイオンは、古代ギリシアのペンダントから始まったゴルゴーン(メドゥーサ三姉妹)の首を象った図像や彫刻です。ギリシア神話のゼウスやアテネがこれを身に着けていたとの伝説もあります。

紀元前8世紀から紀元前5世紀にかけて、ゴルゴーンの頭部は恐ろしい表情で描かれ、特に突き出た舌や牙、蛇に囲まれた目が特徴でしたが、次第に戦士のように恐怖を強調した描写へと変化しました。

ゴルゴネイオンはギリシア美術で最初に描かれ、貨幣や陶器、寺院の装飾として広まり、特にシラクサのアポロ神殿などの建築物や衣装、武器、硬貨などに使用されました。

ヨーロッパでの信仰文化とも関わりがあり、特に地母神信仰に基づく生命エネルギーの象徴や恐怖を和らげる力があると考えられていました。この図像はキリスト教文化にも影響を与え、後のイタリアルネサンスや現代のファッションデザインにも取り入れられています。

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