アンティークコインの販売ならレアコインショップ

アンティークコインの販売ならレアコインショップ

×

【Ch VF 4/5 5/5 Fine Style】紀元前415年~405年 古代ギリシア シチリア島 シラクサ テトラドラクマ銀貨

数量
1,947,000(税込)
世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
歴史のロマンと芸術的な美しさを併せ持つ希少な一枚です。

歴史的価値の高い2400年前のギリシアコインから、
残存枚数も少ない、貴重なハイグレードコインのご紹介になります。

■デザイン

表面:左向きのアレトゥーサとその周りに泳ぐイルカ
裏面:四輪馬車を駆る戦車(クアドリガ)の御者、上部には女神ニケ

【アレトゥーサ】
ギリシア神話に登場する美しいニンフ(精霊)で、狩りの女神アルテミスに仕えていました。彼女は河の神アルペイオスに愛されましたが、その愛を拒み、アルテミスに助けを求めます。アルテミスはアレトゥーサを泉に変えて彼女を守ろうとしましたが、アルペイオスは諦めず、地下を流れてシチリア島のオルティージャ島で再び彼女と合流しました。こうして生まれたのが、シラクサにある「アレトゥーサの泉」で永遠の愛の象徴とも言われています。

【女神ニケ】
ギリシア神話に登場する勝利の女神。ローマ神話ではヴィクトリア (Victōria) と同一視される。
英語ではナイキ(Nike)と発音され、スポーツ用品メーカー「ナイキ」の社名はこの女神に由来しています。

■状態

Ch VF Strike: 4/5 Surface: 5/5 FineStyle

■コイン詳細

【発行年】紀元前415年~405年
【発行国】シチリア島 シラクサ
【額面】テトラドラクマ
【素材】銀
【重量】17.25g
【直径】約25mm
【表面】左向きのアレトゥーサとその周りに泳ぐイルカ
【裏面】四輪馬車を駆る戦車の御者(クアドリガ)、上部には女神ニケ
【NGC鑑定】Ch VF Strike: 4/5 Surface: 5/5 FineStyle

■ポイント

*希少性
まず、現存していること自体が困難であり、その中でも状態が良いものを見つけるのは非常に困難です。さらに『FineStyle』という高評価を得ているコインは、こうした希少なコインの中でも特別な存在であり、市場に出回ることは極めて稀だと言えます。

*状態
・Strike(打刻)4と高評価!
・Surface(表面)は満点!最高評価!
・グレード:CH VF(美品)
※「Ch」はChoiceの略号で、 VF(美品)グレードの中でも特に状態の良いものに対して付与されます。
・そしてなんと『FineStyle』が付与!
※『Fine Style』:コインの磨耗や打刻・表面の状態といったグレードとは別に、個体差のある古代コインの中で特に芸術性が高いと認められる美しいコインに付けられます。
さらにその他古代コインにありがちなマイナスとなるポイントも一切ありません!

2400年もの時を経て、この状態で保存されていることは奇跡に近いといっても過言ではありません。

*市場性
古代ギリシアのコインは、単なる流通貨幣を超え、当時の政治、経済、文化を映し出す貴重な歴史的資料であり、優れた彫刻技術が集約された芸術作品でもあります。しかし、数千年の時を経てなお鮮やかな光沢を保つものは極めて稀で、ほとんどが失われました。

その中でも、このコインは2400年以上前に鋳造されながらも「Fine Style」の評価を受けた、非常に希少な一枚です。

表面には水の精霊アレトゥーサの美しい肖像が描かれ、その周りに優雅に泳ぐイルカが配されています。裏面には、シラクサを象徴する戦車を駆る戦士の姿が力強く刻まれ、シラクサの栄華が伝わります。

手作業で仕上げられたこのコインには繊細なディテールが施されており、長い年月が生んだ独特の風合いが感じられます。この魅力は現代の技術では再現が難しく、コレクターや投資家、歴史愛好家を強く引きつけています。

美しさと芸術性にあふれるこの銀貨は、市場性と希少性を兼ね備えた、今後の価格推移も期待される逸品です。
在庫があるタイミングで是非お手元のコレクションに加えていただきたい逸品になります。

▼コインのストーリー

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
残存枚数も少ない、貴重なハイグレード銀貨です。

■シチリア島 シラクサとは

シチリア島のシラクサは、古代ギリシアの重要な都市であり、地中海における文化と商業の中心地でした。その起源は紀元前8世紀に遡り、豊かな農業地帯に位置することで、穀物やオリーブオイルなどの農産物を基盤に繁栄しました。

シラクサは、ギリシアの都市国家として建築、芸術、哲学、科学などさまざまな分野で高度に発展しました。特に有名な建築物には、古代劇場や神殿があり、テオテコス劇場は古代ギリシア最大の劇場として知られています。

また、シラクサは海上交易の重要な拠点でもあり、地中海の他都市国家との経済的・文化的交流が盛んに行われていました。シラクサの商人たちは、地中海の航路を通じて様々な物資を取引し、その結果、シラクサは文化的なハブとしても機能していました。

しかし、シラクサの歴史は波乱に満ちていました。一時的にカルタゴやローマの支配下に入ったり、内紛や外敵の攻撃で荒廃することもありました。特に紀元前5世紀、ディオニュシオス1世の統治下では再び栄え、シチリア島の覇権を握りました。

シラクサの繁栄は長く続きましたが、紀元前3世紀以降はローマ帝国の支配下に入り、次第に衰退しました。その後も様々な支配者が入れ替わり、戦乱を経験しましたが、歴史的遺産や美しい景観は今日まで残されています。シラクサは現在、観光地として多くの人々を魅了し、古代ギリシアの栄光を伝える存在となっています。

■テトラドラクマとは

テトラドラクマは、古代ギリシアやヘレニズム時代に流通していた貨幣の一つで、「4ドラクマ」という意味です。

ドラクマは古代ギリシアの貨幣単位で、銀貨として使用されていました。テトラドラクマは、このドラクマを4つ束ねたもので、銀の重量は約17グラムほどでした。この貨幣は、アレクサンダー大王や彼の後継者たちが発行したもので、その影響力が及んだ地域で広く使用されていました。

テトラドラクマは、世界史上でも最も有名な貨幣の一つで、アレクサンダー大王が広大な帝国を築いた時代の象徴としても知られています。また、当時の東西文化の交流を促す貨幣としても重要な役割を果たしていました。

最近チェックした商品