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【AU 4/5 5/5】紀元前475年~470年 古代ギリシア シチリア島 シラクサ ヒエロン1世 テトラドラクマ銀貨

数量
2,472,000(税込)

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
歴史のロマンと芸術的な美しさを併せ持つ貴重な一枚です。

 

歴史的価値の高い2400年前のギリシアコインから、
残存枚数も少ない、貴重なハイグレードコインのご紹介になります。

 

■デザイン


表面:右向きのアレトゥーサとその周りに泳ぐイルカ
裏面:四輪馬車を駆る戦車(クアドリガ)の御者、上部には女神ニケ

 

【アレトゥーサ】ギリシア神話に登場する美しいニンフ(精霊)で、狩りの女神アルテミスに仕えていました。彼女は河の神アルペイオスに愛されましたが、その愛を拒み、アルテミスに助けを求めます。アルテミスはアレトゥーサを泉に変えて彼女を守ろうとしましたが、アルペイオスは諦めず、地下を流れてシチリア島のオルティージャ島で再び彼女と合流しました。こうして生まれたのが、シラクサにある「アレトゥーサの泉」で永遠の愛の象徴とも言われています。
【女神ニケ】ギリシア神話に登場する勝利の女神。ローマ神話ではヴィクトリア (Vict??ria) と同一視される。
英語ではナイキ(Nike)と発音され、スポーツ用品メーカー「ナイキ」の社名はこの女神に由来しています。

 

■状態


AU Strike: 4/5 Surface: 5/5

 

■コイン詳細


【発行年】紀元前475年~470年
【発行国】シチリア島 シラクサ
【額面】テトラドラクマ
【素材】銀
【重量】17.22g
【直径】24mm
【表面】右向きのアレトゥーサとその周りに泳ぐイルカ
【裏面】四輪馬車を駆る戦車の御者(クアドリガ)、上部には女神ニケ
【NGC鑑定】AU Strike: 4/5 Surface: 5/5
 

■ポイント


*希少性
まず、現存していること自体が困難であり、その中でも状態が良いものを見つけるのは非常に困難です。さらに『AU(準未使用品)』という高評価を得ているコインは、こうした希少なコインの中でも特別な存在であり、市場に出回ることは極めて稀だと言えます。

 

*状態
・Strike(打刻)4と高評価!
・Surface(表面)は満点!最高評価!
・グレード:AU(準未使用品)


その他古代コインにありがちなマイナスとなるポイントも一切ありません!

2400年以上もの時を経て、この状態で保存されていることは奇跡に近いといっても過言ではありません。

 

*市場性
古代ギリシャのコインは、単なる貨幣を超え、当時の政治、経済、文化を映し出す貴重な歴史資料であり、卓越した彫刻技術が結集された芸術作品でもあります。しかし、数千年の時を経てなお、その輝きを保つものは極めて稀であり、多くは歴史の彼方へと消え去りました。

 

その中でも、この金貨は2400年以上前に鋳造されながらも、「AU(準未使用品)」という極めて高い評価を受けた、まさに奇跡の一枚です。

 

表面には、ギリシア神話に登場する水の精霊アレトゥーサの端正な横顔が刻まれ、彼女を囲むように優雅に泳ぐイルカが、海洋都市シラクサの繁栄を象徴しています。裏面には、4頭の馬が力強く駆ける戦車の躍動感あふれる姿が描かれ、勝利の女神ニケがその偉業を讃えています。シラクサが誇った軍事力と文化の豊かさを、見事に表現したデザインです。

 

手作業で丹念に仕上げられたこの銀貨には、細部にまで職人の技が光り、時を経ることで生まれた独特の風合いが感じられます。その芸術的価値の高さは、現代技術では再現不可能なものとなっており、コレクターや投資家のみならず、歴史愛好家にとっても心を奪われる逸品です。

 

・歴史的価値がある古代コイン
・芸術性の高いデザイン
・抜群の保存状態
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

 

2400年以上前のコインとは思えない美しい輝きを保った歴史的な芸術遺産とも言える古代コイン!
コレクションとしても、投資対象としても申し分のない1枚です。

 

▼コインのストーリー
 

■概要

 

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!

歴史のロマンと芸術的な美しさを併せ持つ貴重な一枚です。


■シチリア島 シラクサとは

 

シチリア島のシラクサは、古代ギリシャの重要な都市であり、地中海における文化と商業の中心地として知られています。その起源は紀元前8世紀に遡り、豊かな農業地帯に位置することで、穀物やオリーブオイルなどの農産物を基盤に繁栄しました。


シラクサは、ギリシャの都市国家として建築、芸術、哲学、科学など多様な分野で高度に発展しました。特に有名な建築物には古代劇場や神殿があり、テオテコス劇場は古代ギリシャ最大の劇場として知られています。


また、シラクサは海上交易の重要な拠点でもあり、地中海の他都市国家との経済的・文化的交流が盛んに行われていました。商人たちは地中海の航路を通じて様々な物資を取引し、その結果、シラクサは文化的なハブとしても機能していました。


しかし、シラクサの歴史は波乱に満ちており、一時的にカルタゴやローマの支配下に入ったり、内紛や外敵の攻撃で荒廃することもありました。特に紀元前5世紀には、ディオニュシオス1世の統治下で再び栄え、シチリア島の覇権を握りました。


シラクサの繁栄は長く続きましたが、紀元前3世紀以降はローマ帝国の支配下に入り、次第に衰退しました。その後も様々な支配者が入れ替わり、戦乱を経験しましたが、歴史的遺産や美しい景観は今日まで残されています。現在、シラクサは観光地として多くの人々を魅了し、古代ギリシャの栄光を伝える存在となっています。


■ヒエロン1世について

 

ヒエロン1世(紀元前478年 - 紀元前467年)は、シチリア島のシラクサを支配した著名な僭主(古代ギリシアのポリスで、非合法に独裁政を樹立した支配者)であり、彼の治世は古代ギリシアの歴史において重要な時期を形成しました。彼は兄ゲロンの死後、シラクサの権力を引き継ぎ、軍事的および文化的な発展を推進しました。ヒエロンは特にエトルリア艦隊を破ったクマイの海戦(紀元前474年)での勝利が知られ、これによりシチリアにおける彼の影響力を強化しました。


彼の治世中、シラクサは文化の中心地としても栄え、詩人ピンダロスや劇作家アイスキュロスなどが彼の宮廷に招かれました。彼の統治は専制的であったものの、文芸の保護者としての側面も持ち合わせており、シラクサの繁栄に大きく貢献しました。彼の治世は短期間で終焉を迎えましたが、彼の影響は後のシラクサの歴史に深く刻まれています。


■テトラドラクマとは

 

テトラドラクマは、古代ギリシアやヘレニズム時代に流通していた貨幣の一つで、「4ドラクマ」という意味です。


ドラクマは古代ギリシアの貨幣単位で、銀貨として使用されていました。テトラドラクマは、このドラクマを4つ束ねたもので、銀の重量は約17グラムほどでした。この貨幣は、アレクサンダー大王や彼の後継者たちが発行したもので、その影響力が及んだ地域で広く使用されていました。


テトラドラクマは、世界史上でも最も有名な貨幣の一つで、アレクサンダー大王が広大な帝国を築いた時代の象徴としても知られています。また、当時の東西文化の交流を促す貨幣としても重要な役割を果たしていました。

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