
【MS65】1887年 イギリス ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド ”Without JEB” 1/2ソブリン金貨
最高鑑定で歴史を刻む、奇跡のジュビリー!
ヴィクトリア女王即位50周年を祝う、歴史と芸術が融合した至高のコレクションです。
世界市場で圧倒的な人気を誇る、ヴィクトリアコインから
特に状態と希少性に優れた記念メダルのご紹介となります。
■デザイン
表面:小さな王冠を戴きベールを垂らしたヴィクトリア女王の左向き肖像
銘文:VICTORIA DEI GRATIA(訳:神の恩寵によるヴィクトリア)
裏面:イギリス王室の紋章
銘文:BRITANNIARUM REGINA FID: DEF(訳:ブリタニア(英国諸国)の女王、信仰の擁護者)
~“Withoutl JEB”とは~
通常、肖像下部の胸元には、デザイナーである彫刻家ジョセフ・エドガー・ボーエム卿のイニシャル「J.E.B.」が刻まれています。
しかし本貨は、その刻印が施されていない稀少な“Without JEB”というタイプに分類されます。
なお、他のバリエーションとして「J」の文字が小さく傾いて見えるタイプも確認されており、細部の違いがコレクターの注目を集めています。
■状態
MS65
■コイン詳細
【発行年】1887年
【発行国】イギリス
【額面】1/2ソブリン=1/2ポンド
【発行枚数】約10,000枚
【素材】金
【重量】3.99g
【直径】19mm
【刻印師】表:ジョセフ・エドガー・ボーエム、裏:ベネデット・ピストルッチ
【PCGS鑑定】MS65
■ポイント
*希少性
”PCGS鑑定枚数13枚”
1887年のみの単年度発行
専門書『The Jubilee Head Gold Half Sovereign 1887-1893』(Sovereign Rarities、2019年)によると、JEB刻印がないタイプは当時の製造数のうち約1万枚程度とされています。これは、ロンドン造幣局で製造された1887年版1/2ソブリン全体のわずか1%強に過ぎません。
さらに、このタイプは市中に流通せず、早期に回収・溶解された可能性も指摘されており、今日市場に登場することは極めて稀です。鑑定枚数の少なさからも、その希少性の高さがうかがえます。
*状態
“NGC最高鑑定”
この金貨は、NGC社で「MS65(完全未使用品)」という最高鑑定を獲得しています。それは、ミントから出荷されたそのままの輝きと完璧な打刻を保ち、わずかな摩耗も見られないことを示します。まるで美術品のようなその美しさは、金貨特有の深みある輝きと、緻密な彫刻の陰影によって一層際立ち、コレクターの心を捉えて離しません。
*市場性
1887年、ヴィクトリア女王の即位50周年という国家的慶事「ゴールデン・ジュビリー」を記念して発行された特別な1/2ソブリン金貨。中でも本品は、通常女王の胸元に刻まれる彫刻家J.E.ボーエム卿のイニシャル「J.E.B.」が省略された、“Without JEB”と呼ばれる希少なバリエーションに属します。発行当時の流通数は限られ、多くが溶解された可能性も指摘される中で、本品はさらに未使用(MS65)という最高鑑定を得ており、その保存状態は奇跡的とも言えます。
肖像面には、小さな王冠と喪に服すヴェールをまとった女王の横顔が刻まれ、熟年の威厳と若き日の面影が共存するジュビリーヘッド肖像が配されています。裏面には、聖ゲオルギウスが竜を討伐するダイナミックな図像。芸術性・象徴性ともに極めて高いデザインで、ヴィクトリア時代の精神と文化を今に伝えています。
アンティークコイン市場においてイギリス金貨の人気は根強く、特にヴィクトリア女王をテーマにしたものは「繁栄と安定」の象徴として高く評価されています。ジュビリーヘッド期はわずか6年間と短命であり、デザイン刷新の節目という意味でもコレクターの関心が集中するシリーズです。さらに“Without JEB”のような専門性の高い希少タイプは、その存在自体がコレクターの心を惹きつけ、MS65という最高状態がさらなるプレミアム価値を生み出しています。
状態、希少性、そして市場性の三拍子が揃った本コインは、まさに時代と芸術、女王の栄光を封じ込めた歴史的芸術品の結晶です。
ヴィクトリア女王の栄光と英国史の一端を手元に収めることのできる特別な一枚として、是非コレクションに加えていただきたい逸品です。
▼コインのストーリー
■概要
最高鑑定で歴史を刻む、奇跡のジュビリー!
ヴィクトリア女王即位50周年を祝う、歴史と芸術が融合した至高のコレクションです。
■イギリスの時代背景
1837年、18歳の若さで王位に就いたヴィクトリア女王(在位1837~1901年)は、英国史上最も長い統治を行い、「ヴィクトリア朝」と呼ばれる時代を築きました。この時代は、大英帝国が政治・経済・文化のあらゆる面で繁栄し、世界の中心として君臨した黄金期にあたります。
それ以前のイギリスは、ジョージ3世(在位1760~1820年)の長い統治の後、ジョージ4世(在位1820~1830年)とウィリアム4世(在位1830~1837年)が続きました。しかし、この二人の王は素行に問題があり、王室の権威が大きく揺らぐ時期を迎えていました。そんな中、国民の期待を背負い誕生したヴィクトリア女王は、品格と責任感を持って王位に就き、イギリス国民の王室への信頼を取り戻す重要な役割を果たしました。
この時代、産業革命が進展し、イギリスは「世界の工場」と称されるほどの経済的発展を遂げました。特に1830年代から1870年代にかけて、工業技術や貿易が飛躍的に発展し、世界市場で圧倒的な競争力を誇るようになります。また、イギリスは世界各地に植民地を拡大し、広大な帝国を築き上げました。この拡張政策により、ヴィクトリア朝のイギリスは「第二帝国」と呼ばれ、世界の覇権を確立しました。
1851年のロンドン万国博覧会は、この時代の繁栄を象徴する出来事の一つです。産業革命によって生み出された技術力と国力を誇示するため、イギリスは世界初の国際博覧会を開催。水晶宮(クリスタル・パレス)で開かれたこのイベントは、ヴィクトリア時代の英国の経済的・文化的繁栄を世界に示す場となりました。こうした一連の発展を背景に、ヴィクトリア女王の治世は「パクス・ブリタニカ(イギリスによる平和)」の時代とも呼ばれ、大英帝国の最盛期として語り継がれています。
■ヴィクトリア女王とは
ヴィクトリアは、イギリス・ハノーヴァー朝第6代女王(在位:1837年6月20日 - 1901年1月22日)。
2022年9月8日までイギリス女王であったエリザベス2世の高祖母にあたる。
ヴィクトリア女王は、19世紀のイギリス女王であり、世界史において重要な役割を果たしています。彼女は1837年に18歳で即位し、63年にわたって在位しました。この長期間の統治は、イギリスの国際的な地位を強化し、国内外での産業革命の進展を支援し、社会的な変革をもたらすなど、多くの歴史的な出来事を生み出しました。
19世紀初頭において、女性が政治的地位を占めることが稀であった時代に女性の権利を推進し、一般的な教育や、女性の選挙権拡大を支援しました。
彼女の統治期間は、文化的にも隆盛期であり、英国文学や音楽の黄金時代とされ、彼女の名前が冠せられた時代を「ヴィクトリア朝」とも呼ばれています。
また、ヴィクトリア女王は、世界中に植民地を拡大し、イギリス帝国を最大にしました。帝国の拡大により、商業的な利益や政治的影響力を獲得しています。
彼女は、夫のアルバート公との幸せな結婚生活で知られており、彼女が夫の死により強い悲しみに陥った後、彼女は社交活動から引きこもり、厳格な服装と行動規範で知られる「喪の期間」を過ごしました。これが、19世紀のモラルコードやファッションの変化を引き起こし、黒色の服装が一般的な悲しみの象徴となりました。
彼女は1901年に亡くなり、その長期にわたる統治期間は、英国史上でも際立っており、繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られています。
■ゴールデン・ジュビリーとは
1887年、ヴィクトリア女王は在位50周年という輝かしいゴールデン・ジュビリーを迎え、英国全土で盛大な祝賀行事が繰り広げられました。この記念すべき年を祝うために、ロンドンをはじめとする各地で華やかなパレード、荘厳な式典、そして民衆による熱狂的な祝祭が展開されました。女王自身も馬車に乗り、沿道に集まった数多くの国民からの祝福に応え、その威厳と慈愛に満ちた姿は人々の心に深く刻まれました。
特にロンドンで行われた祝賀行事は圧巻で、英国だけでなく、広大な帝国各地からの代表者も集い、その結束と繁栄を象徴する壮大なスケールとなりました。ウェストミンスター寺院での感謝式典は、宗教的な荘厳さと国家的な威信が融合した、まさに歴史的な瞬間と言えるでしょう。夜には、バッキンガム宮殿周辺で壮麗なイルミネーションが輝き、祝賀ムードは最高潮に達しました。
このゴールデン・ジュビリーは、単なる在位50周年を祝うだけでなく、ヴィクトリア女王の長きにわたる治世を振り返り、その功績を称える機会となりました。産業革命の進展、大英帝国の拡大など、激動の時代を導いた女王のリーダーシップと、国民からの絶大な信頼が改めて示されたのです。この盛大な祝賀行事は、英国民の誇りと愛国心を高め、ヴィクトリア朝という時代を象徴する重要な出来事として、歴史に深く刻まれています。





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