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【AU 3/5 3/5 Fine Style edge chip】紀元前240~215/4年 古代ギリシア シチリア島 シラクサ フィリスティス王妃(ヒエロン2世の妻)16リトラ銀貨

SOLD OUT

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
歴史のロマンと芸術的な美しさを併せ持つ貴重な一枚です。

 

歴史的価値の高い2200年前のギリシアコインから、
芸術的な美しさの「Fine Style」が付与された、貴重なハイグレードコインのご紹介になります。

 

■デザイン


表面:ヴェールを纏ったフィリスティス王妃の肖像

 

裏面:勝利の女神ニケが四頭立て戦車(クァドリガ)を駆るモチーフ
銘文:ΒΑΣΙΛΙΣΣΑΣ ΦΙΛΙΣΤΙΔΟΣ(訳:王妃フィリスティスの(貨幣))

 

【女神ニケ】ギリシア神話に登場する勝利の女神。ローマ神話ではヴィクトリア (Vict??ria) と同一視される。
英語ではナイキ(Nike)と発音され、スポーツ用品メーカー「ナイキ」の社名はこの女神に由来しています。

 

■状態


AU Strike: 3/5 Surface: 3/5 Fine Style

edge chip

 

■コイン詳細


【発行年】240-215/4頃
【発行国】シチリア島 シラクサ
【額面】16リトラ銀貨(テトラドラクマ銀貨に相当)
【素材】銀
【重量】13.21g
【直径】26mm
【表面】ヴェールを纏ったフィリスティス王妃の肖像
【裏面】勝利の女神ニケが四頭立て戦車(クァドリガ)を駆るモチーフ
【NGC鑑定】AU Strike: 3/5 Surface: 3/5 Fine Style edge chip
 

■ポイント


*希少性
2000年以上の時を経て現存する古代の銀貨は、それ自体が歴史の奇跡と言えます。銀という素材の性質上、長い年月の間に摩耗や劣化は避けられないのが一般的です。しかし、本貨はこうした経年による影響を極めて最小限に抑え、鋳造当時の姿を色濃く残しています。

 

数多くの古代コインが地中で失われたり、あるいは溶解されて姿を消したりしたことを考えると、この銀貨が現存していること自体がまず容易ではありません。さらに、その中でも良好な状態を保っている個体となると、その数は飛躍的に減少します。本品のように「AU(準未使用品)」「Fine Style」という極めて高い評価を得ているものは、まさに選ばれし存在であり、市場で出会える機会は極めて稀と言えるでしょう。

 

*状態
・Strike(打刻)、Surface(表面)ともには3と申し分ありません。
・グレード:AU(準未使用品)
・そしてなんと『Fine Style』が付与!
※『Fine Style』:コインの磨耗や打刻・表面の状態といったグレードとは別に、個体差のある古代コインの中で特に芸術性が高いと認められる美しいコインに付けられます。

 

2200年もの時を経て、この状態で保存されていることは奇跡に近いといっても過言ではありません。

 

*市場性
地中海世界が混乱する時代にあって、シチリアの都市国家シラクサはヒエロン2世の卓越した統治により、半世紀以上にわたって安定と繁栄を享受しました。ローマとの友好関係を基盤に平和を築き、第二次ポエニ戦争では同盟者として積極的に支援を行います。その晩年、軍資金や兵士への給与確保のために鋳造されたのが、王妃フィリスティスの名を冠する16リトラ銀貨です。王妃を表面に掲げたこの貨幣は、シラクサ最後の栄華を象徴する重要な一枚といえます。

 

表面には厚手のヴェールと王冠を纏ったフィリスティスの肖像、裏面には勝利の女神ニケが四頭立ての戦車を操る姿が精緻に刻まれています。その造形は、プトレマイオス朝の王妃像の影響を受けつつも、シラクサ独自の芸術性を色濃く示しています。気高い女性像は、古来より崇拝された守護女神アレトゥーサをも想起させ、市民に敬意と共感を呼び起こしたと考えられます。通貨としての役割を超えた美術的完成度は、現代のコレクターにとっても大きな魅力です。

 

現存数が極めて限られ、ヒエロン2世ではなく王妃を表面に掲げた独自性も際立つ本貨は、女性肖像貨幣として高い希少性を誇り、世界中の収集家を惹きつけます。手にすることで、古代シチリアの輝かしい歴史とヘレニズム文化の洗練を同時に体感できる一枚です。
王権の象徴であり都市の誇りであり、芸術の結晶でもあるこの銀貨は、単なるコレクションを超え、歴史を未来へ伝える価値を宿しています。市場に現れる機会は非常に稀で、その出会い自体が特別な意味を持つ逸品です。

 

・歴史的価値がある古代コイン
・芸術性の高いデザイン
・抜群の保存状態
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

 

2200年以上前のコインとは思えない美しい輝きを保った歴史的な芸術遺産とも言える古代コイン!
コレクションとしても、投資対象としても申し分のない1枚です。

 

▼コインのストーリー
 

■概要

 

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!

歴史のロマンと芸術的な美しさを併せ持つ貴重な一枚です。


■シチリア島 シラクサとは

 

地中海のほぼ中央に位置するシチリア島の東海岸に、古代ギリシアの栄華を今に伝える都市、シラクサ(イタリア語名:シラクーザ)があります。紀元前734年頃、ギリシアのコリントスからの植民者によって建設されたこの都市は、地理的な優位性を活かし、やがて地中海世界有数の大都市へと成長しました。最盛期にはアテネをも凌ぐほどの繁栄を誇り、哲学者キケロに「最も偉大で最も美しいギリシア都市」と称賛されるほどでした。


シラクサの歴史は、度重なる支配者の変遷とそれに伴う文化の重層性によって特徴づけられます。古代ギリシアの時代には、シュラクサイとして民主制と僭主制が交互に現れ、宿敵カルタゴと激しい戦いを繰り広げました。特に紀元前5世紀後半のペロポネソス戦争では、アテネによる大規模な遠征軍を打ち破り、その名を地中海世界に轟かせました。また、この街は天才数学者アルキメデスの故郷としても知られ、彼が発明した数々の兵器がローマ軍の侵攻を防いだという伝説は有名です。


紀元前212年、シラクサはついにローマに征服され、その属州となりますが、その後もローマ帝国、ビザンツ帝国、イスラム勢力、ノルマン人、スペインなど、様々な支配者のもとで独自の文化を育んでいきました。この多層的な歴史は、街の建築様式に如実に表れています。紀元前5世紀に建設されたギリシア劇場や、古代ローマ時代の円形闘技場、そしてバロック様式の大聖堂(ドゥオーモ)が共存し、訪れる人々に数千年の時の流れを感じさせます。


現在のシラクサは、旧市街であるオルティージャ島と本土からなる新市街に分かれています。ユネスコ世界遺産にも登録されたオルティージャ島は、細い路地や美しい広場、海に面した城壁が、この街が歩んできた長い歴史を静かに物語っています。


■フィリスティス王妃について

 

古代シチリア島の都市シラクサを治めたヒエロン2世の妃、フィリスティスは、紀元前3世紀の歴史に名を刻む女性です。その出自は明確ではありませんが、シラクサの貴族の娘、あるいはヒエロン2世の側近レオニデスの娘であったとする説が有力です。彼女とヒエロン2世との結婚は、政治的な思惑が絡むものであったと推測されますが、夫婦仲は非常に円満であったと伝えられています。フィリスティスは、夫の統治を陰で支え、シラクサの安定と繁栄に尽力したと考えられています。


残念ながら、彼女の生涯や具体的な功績に関する歴史的記録はほとんど残っていません。しかし、シラクサで鋳造された硬貨に彼女の名が刻まれていることから、王妃として公式な権威を有していたことがうかがえます。この事実は、彼女が単なる王の妻ではなく、国の重要な人物として認められていたことを示唆しています。また、息子ゲロンや娘デマラテとの良好な関係も伝えられており、家庭においても優れた役割を果たしたとされています。フィリスティスの物語は、古代の女性が政治の舞台で果たした役割を静かに物語る、興味深い歴史の一端です。


■リトラ銀貨とは

 

古代シチリアの都市国家、特にシラクサで鋳造されたリトラ銀貨は、紀元前5世紀から紀元前4世紀にかけて流通した小型の銀貨です。当時のギリシア世界で一般的なドラクマとは異なる独自の通貨単位「リトラ」を基にしており、日常的な少額取引に広く用いられました。


硬貨の表面にはシラクサの守護神アテナや、ニンフのアレトゥーサが美しく彫刻されており、当時の高い鋳造技術を今に伝えています。特にアレトゥーサは、シラクサの象徴として多くの硬貨に描かれています。


紀元前3世紀後半、シラクサの君主ヒエロン2世は通貨制度を改革し、銀の基本単位を約0.86グラムのリトラと定めました。この改革では、従来の小型貨幣に加え、大規模な取引や戦費調達を目的とした高額貨幣も発行されました。例えば、16リトラ銀貨は、約13.7グラムの銀量を持つ大型硬貨で、アテネのテトラドラクマに匹敵する価値を持っていました。このことから、当時のシラクサが高度な貨幣経済を築き、国家財政を支えるために多様な硬貨を使い分けていたことがわかります。

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