【MS65】1880年S アメリカ モルガンダラー 1ドル銀貨
アメリカコインの代表格、モルガンダラー銀貨!
その繊細な造形美に心奪われる、抜群の人気を誇る有名銀貨です。
世界市場でも高い評価を受けているアメリカコインから、
特に状態、市場性に優れた銀貨のご紹介になります。
■デザイン
表面:左向きの自由の女神
銘文:E · PLURIBUS · UNUM 1880
裏面:オリーブの木の枝に止まり大きく羽を広げたアメリカの国鳥イーグル
銘文:UNITED STATES OF AMERICA In God we trust * ONE DOLLAR *
※「DOLLAR」の「DO」の文字の上部に刻まれたアルファベット「S」はサンフランシスコで鋳造されたことを意味します。
刻印師:George Thomas Morgan(ジョージ・T・モルガン)
モルガンダラーの生みの親であるジョージ・T・モルガンは、イギリス出身の彫刻家で、1876年にアメリカ造幣局に招かれました。チーフ彫刻家の下で研鑽を積んだ彼は、1878年の銀貨デザイン公募で採用され、自身の名を冠したこの1ドル銀貨が誕生します。モルガンが手がけた自由の女神像は、髪の流れや表情の陰影まで精緻に彫り込まれ、裏面の鷲の羽根に至るまで、その繊細かつ力強い造形美が光っています。このデザインは当時から高い人気を博し、今日でもアメリカ硬貨史上屈指の名作として、多くのコレクターを魅了し続けています。
■状態
MS65
■コイン詳細
【発行年】1880年
【鋳造地】サンフランシスコ
【発行枚数】 8,900,000枚
【額面】1ドル
【素材】銀
【重量】26,73g
【直径】38.1mm
【表面】左向きの自由の女神
【裏面】オリーブの木の枝に止まり大きく羽を広げたアメリカの国鳥イーグル
【刻印師】George Thomas Morgan
【PCGS鑑定】MS65
■ポイント
*希少性
モルガンダラー銀貨は、1878年から1904年にかけて大量に鋳造されましたが、第一次世界大戦中の銀不足を補うため、1918年に可決されたピットマン法により多くが溶解されたとされています。1921年には一時的に再鋳造されましたが、これもごく短期間に限られました。そのため、初期の1878年〜1904年に製造されたモルガンダラーは現存数が限られ、国外に流出した個体や溶解を免れたものが、現在では貴重なコレクション対象となっています。
*状態
”MS65”
銀製のコインやメダルは経年による摩耗が避けられませんが、本品はその影響を最小限に抑え、MS(完全未使用品)評価という、当時の姿をほぼそのまま残しています。打刻の鮮明さ、細部の美しさ、そして時を超えて放たれる輝きは、まさに芸術的な価値を持つ逸品といえます。
*市場性
モルガンダラー銀貨は、アメリカ貨幣史を象徴する存在として広く知られています。なかでも1880年にサンフランシスコ造幣局で発行された本品は、彫刻家ジョージ・T・モルガンによる気品あるデザインと高い保存状態が相まって、コレクター市場でも特に人気の高い一枚です。自由の女神を描いた表面と、翼を広げた白頭鷲を配した裏面は、19世紀アメリカの精神と誇りを表現したものであり、その造形美は今も色あせることなく人々を魅了し続けています。
モルガンダラー銀貨は、1878年から1904年までと1921年のわずか26年間にわたって発行された大型1ドル銀貨であり、当時の西部開拓時代や経済成長期の象徴として広く流通しました。しかし1918年、第一次世界大戦下に可決されたピットマン法により、大量のモルガンダラーが溶解され、銀の供給源として姿を消すこととなります。そのため、現存するモルガンダラーの多くは限られた数に過ぎず、特に良好な保存状態の個体は非常に貴重です。
本品は、サンフランシスコ鋳造所で製造された個体の中でも、特に打刻精度が高く、美しい光沢とディテールが評価されています。中でも「MS65」というグレードは、流通を経ていない未使用品を示すもので、約140年前に鋳造されたとは思えないほどの鮮やかな輝きを保っています。レリーフに刻まれた女神の髪の毛の一本一本、鷲の羽根の精緻な表現など、モルガンの技術と芸術性の結晶ともいえる仕上がりです。
また、このコインは美しさだけでなく、歴史の重みもその魅力の一部です。西部開拓時代、ガンマンや銀行家のポケットに実際に収まっていた可能性のあるこの1ドル銀貨は、単なる貨幣を超えて、時代の記憶を宿した「現存する歴史の断片」と言えます。銃弾から命を守ったという逸話や、金庫から100年ぶりに発見されたというエピソードも数多く語られ、ロマンに満ちた背景がその価値をさらに高めています。
さらに近年、2021年にはモルガンダラー発行100周年を記念した復刻版が米国造幣局から登場し、大きな話題を呼びました。瞬く間に完売となり、改めてオリジナルデザインの人気とブランド力が証明されたかたちです。こうした動きは、過去のオリジナルモルガンダラーへの注目をさらに高め、将来的な市場価値にも好影響を与えると考えられます。
デザイン性の美しさから不動の人気を誇るモルガンダラー銀貨!
ご予算を押さえてコイン投資をスタートさせたい方にお勧めの一枚です!
■概要
アメリカコインの代表格、モルガンダラー銀貨!
その繊細な造形美に心奪われる、抜群の人気を誇る有名銀貨です。
■モルガンダラー銀貨発行時の時代背景
モルガンダラー銀貨は、1878年から1921年まで(1905〜1920年を除く)に鋳造されたアメリカの1ドル銀貨です。このコインが流通していた時期は、アメリカが国内の西部開拓時代を終え、視線を外の世界へ向け始めた時代と重なります。
1898年にはハワイ王国を事実上併合し、続く米西戦争と米比戦争に勝利したことで、アメリカはキューバを保護国化、プエルトリコ・フィリピン・グアム島などを次々と植民地化。海を越えた新たなフロンティアを獲得し、大国への道を歩み始めます。
さらに1914年、サラエボ事件を契機に第一次世界大戦が勃発すると、アメリカは参戦前から武器や車両の供給国として多額の外貨を獲得。戦争景気により国内経済は大きく潤いました。
しかし好景気も長くは続かず、1929年秋の株価暴落を皮切りに、アメリカは世界恐慌へと突入します。このように、モルガンダラー銀貨はアメリカの激動の近代史とともに歩んだ存在であり、経済成長と国際進出、そして危機を物語る歴史的証人とも言える重要な硬貨となっています。
■ピットマン法とは
1918年、アメリカ合衆国議会により可決された「ピットマン法(Pittman Act)」は、第一次世界大戦中の戦費調達と同盟国への支援を目的に制定された重要な法律です。当時アメリカは、戦争に必要な物資や武器を同盟国へ供給しており、それに伴う膨大な資金と銀の確保が急務となっていました。
この法に基づき、政府は国内に流通していた銀ドル硬貨を大規模に回収・溶解し、その銀を精錬・販売することで資金を得ました。中でもモルガンダラー銀貨はその対象の中心であり、発行された約5億枚のうち、実に半数近くがピットマン法のもとで溶解されたとされています。
こうして得られた銀は、軍需産業や戦費の充当に充てられ、アメリカの戦争遂行を経済面で支える重要な役割を果たしました。一方で、歴史的・芸術的価値の高いモルガンダラー銀貨の多くが失われたことも事実です。
今日では、ピットマン法の影響を生き延びたモルガンダラーは現存数が限られ、コインコレクターの間で非常に高い評価と希少価値を持つ存在となっています。





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