【MS65 BN】1894年 ドイツ領ニューギニア 極楽鳥 10ペニヒ銅貨
世界で最も美しい鳥が舞う、ドイツ領ニューギニアの傑作!
唯一無二の歴史的背景を持つ、芸術性の高い一枚です。
世界市場で抜群の人気を誇る極楽鳥コインから
特に状態に優れた銅貨のご紹介になります。
■デザイン
表面:ドイツ領ニューギニアの国鳥である極楽鳥
裏面:花輪の中に「10 NEU GUINEA PFENNIG 1894」
銘文:NEU-GUINEA COMPAGNIE
■状態
MS65BN
銅貨の色調の表記には、次の3種類があります
・RD(Red):赤い光沢が95%以上残っているもの
・RB(Red-Brown):赤い光沢が5〜95%程度残っているもの
・BN(Brown):赤い光沢が5%以下でほぼ完全な茶色であるもの
銅貨は経年による酸化作用によって表情豊かに変化し、独自の風合いや深みのある色合いを纏っていきます。その色調の違いは一枚ごとに個性を生み出し、コレクターの審美眼を惹きつけると同時に、投資対象としての価値を高める要素ともなっています。
■コイン詳細
【発行国】ドイツ領ニューギニア
【発行年】1894年
【鋳造地】ベルリン(ミントマーク「A」)
【発行枚数】100,000枚(但し約76%にあたる76,070枚が鋳潰し処分となり、実質23,930枚のみ流通)
【材質】青銅
【重量】約10g
【直径】約30mm
【表面】ドイツ領ニューギニアの国鳥である極楽鳥
【裏面】花輪の中に「10 NEU GUINEA PFENNIG 1894」
【NGC鑑定】MS65BN
■ポイント
*希少性
“NGC鑑定枚数249枚”
この「極楽鳥 10ペニヒ銅貨」は、ドイツ帝国の植民地会社である「ニューギニア会社」が、深刻化していた現地の通貨混乱を収束させるために、1894年の一年間だけ発行したきわめて特異な限定貨幣です。
当初は10万枚が鋳造されたものの、植民地統治が帝国政府へ移管された後、約76%にあたる76,070枚が金属回収を目的に溶解処分となりました。こうした背景により、現在まで流通経路に乗り得た実質的な残存数は わずか23,930枚にまで縮小しています。
さらに、銅貨は金貨・銀貨以上に環境の影響を受けやすく、とりわけニューギニアの高温多湿という厳しい気候条件下では、未使用級(MSグレード)のまま130年近く生き残ること自体が奇跡的といえる状況です。こうした保存の難しさが、この銅貨の評価を一段と押し上げています。
そして、この極端に少ない実質流通数に加え、MS65という未流通クラスの頂点に迫る水準を保った本品は、市場にほとんど姿を見せない “選ばれし1枚” と呼ぶにふさわしい存在です。
*状態
”NGC第2位鑑定”
①MS66:1枚
②MS65:19枚(本品)
上位グレードはわずか1枚のみ!
本コインは、大手鑑定機関によりMS65(Mint State 65)の評価を受けた、高水準の保存状態を誇る一枚です。MS(ミントステート)は未流通の状態を示すグレードであり、その中でもMS65は、鋳造時の光沢と細部のディテールが極めて良好に保たれていることを意味します。製造当時の鮮やかな輝きが今なお残り、流通による摩耗はほとんど確認されません。極楽鳥の羽毛やリース内の文字、王冠の造形までが明瞭で、銀面の輝きが一層の存在感を放っています。
130年近い歳月を経た現在も、鋳造当時の美観をほぼ完璧な形で維持している点は驚嘆に値します。アンティークコインとしても極めて優れた保存度を示し、コレクターにとって長期的な資産価値を期待できるコンディションといえるでしょう。
*市場性
19世紀後半、ドイツは南洋における植民地拡大政策の一環として、1884年にニューギニア島北東部および周辺諸島を保護領としました。初期は民間企業であるドイツニューギニア会社が統治を担当しましたが、1899年にはドイツ帝国政府が直接統治を開始しました。そのような植民地政策と帝国主義の時代背景の中で、本貨は生まれました。
1894年は、ニューギニア貨幣がドイツ本国通貨と並行して鋳造され始めた年であり、極楽鳥をあしらった貨幣シリーズは、南洋への思いを硬貨という形で具現化した象徴的な試みでした。当初は皇帝や帝国紋章を用いる案もありましたが、許可が得られず、現地で富や幸福の象徴とされる極楽鳥が採用されました。この鳥は現地で「国鳥」に準えられ、富や幸福、友好の象徴として尊ばれていました。
コインの表面には枝にとまる極楽鳥が精緻に描かれ、羽毛や王冠、リース内の文字まで細密に表現されています。裏面には額面と発行年が棕櫚葉状リースに囲まれ、全体のバランスと調和が際立ちます。鋳造はベルリンで行われ、線刻の精緻さや輪郭の切れ味、羽根の質感表現など、製作者の技術力が随所に感じられ、植民地政策と地域文化が交錯した芸術作品としての側面を備えています。
市場性においても本シリーズは非常に高く評価されています。1894年の単年度発行で、流通後の回収や溶解もあったため現存数は非常に少なく、シリーズ全体が稀少です。特に10ペニヒ銅貨は供給が限られ、希少性が安定した需要を生み出しています。MS相当の高グレードはさらに稀少で、市場に出ても人気の高さから瞬く間に売約となることが多く、その姿を見ることはなかなかできません。
この一枚を所有することは、歴史、芸術、希少性が融合した“物語の断片”を手に入れることを意味します。ドイツ帝国の南洋進出、植民地文化、極楽鳥の象徴性を一枚に集約した本品は、コレクターにとって長く価値ある逸品であり、収集の喜びを深く実感できる存在です。
お求めやすい価格でありながら、その価値の成長に期待の膨らむ極楽鳥コイン!
お手ごろな価格のうちにぜひコレクションしていただきたい1枚になります。
▼コインのストーリー
■概要
世界中のコレクターに絶大な人気を誇る極楽鳥コイン!
抜群の状態を保持したコレクター&投資家も注目の希少銀貨です。
■ドイツ領ニューギニアについて
ドイツ領ニューギニアは、1884年から第一次世界大戦勃発後の1914年にオーストラリアによって占領されるまで、ドイツ植民地帝国が太平洋に保有した保護領です。この植民地は、ニューギニア島北東部の「カイザー・ヴィルヘルムスラント」と、ビスマルク諸島、ソロモン諸島の一部(ブーゲンビル島など)、カロリン諸島、マリアナ諸島(グアムを除く)、マーシャル諸島、ナウルを含む広大な島嶼部から構成されていました。これらの地域は、総面積が約249,500平方キロメートルに及び、ドイツが初めて獲得した植民地の一つでした。
初期の植民地行政は、ドイツの貿易会社であるノイギニア会社に委ねられましたが、財政的な問題や統治の困難さから、1899年以降はドイツ政府による直接統治に移行しました。植民地経営の主な目的は、コプラ(ココヤシの乾果肉)や天然ゴムなどの熱帯資源の開発でした。そのために、ドイツは強制労働を含む過酷な労働体制を導入し、先住民コミュニティに大きな影響を与えました。ドイツ植民地政府は、ポート・ハーバート(後のラバウル)やフリードリヒ・ヴィルヘルムスハーフェン(後のマダン)などに拠点を置き、比較的短い統治期間ながら、これらの地域にヨーロッパ式の行政やインフラの一部を持ち込みました。
1914年8月に第一次世界大戦が勃発すると、ドイツの植民地は連合国側の標的となり、ドイツ領ニューギニアはオーストラリア軍によって速やかに占領されました。戦後、ヴェルサイユ条約に基づき、ニューギニア島北東部とビスマルク諸島などは国際連盟によるオーストラリアの委任統治領となり、その他の北太平洋の島々は日本の委任統治領へと分割されました。このように、ドイツ領ニューギニアは、太平洋における植民地競争と第一次世界大戦の結果として、短期間でその歴史を閉じ、後のパプアニューギニアやミクロネシア地域の国々の現代史に間接的な影響を残したのです。
■極楽鳥とは
極楽鳥(ごくらくちょう)は、スズメ目極楽鳥科に属する鳥類の総称で、その多くがニューギニア島とその周辺の島々、そしてオーストラリア東部に生息しています。特にニューギニア島は種の多様性の中心地であり、「極楽鳥の島」とも呼ばれます。彼らの最大の特徴は、その名の通り、まるで楽園から来たかのような豪華絢爛な羽衣です。この美しい色彩と複雑な装飾的な羽は、主に繁殖期の雄に顕著に見られ、強烈な構造色や、長く伸びた尾羽、特殊な形の側羽など、種によって多様な進化を遂げています。例えば、代表的な種であるオオゴクラクチョウの雄は、鮮やかな黄色と白の飾り羽を広げて求愛のディスプレイを行います。
この特異な羽は、性選択の結果として進化しました。雄は雌の前で「求愛ダンス」と呼ばれる複雑な行動や、特徴的な鳴き声を用いて自らの魅力を最大限にアピールします。この求愛行動は、種ごとに非常に独特で、木の枝に逆さまにぶら下がったり、地面を整備して舞台を作ったりするなど、まるでショーのような多様なパフォーマンスが見られます。雌は、その羽衣の美しさやダンスの巧みさ、体力などを厳しく見極め、最も優れた雄を選びます。この激しい競争が、雄の羽衣をさらに派手で複雑なものへと進化させてきました。
極楽鳥の食性は、主に果実食ですが、昆虫や節足動物なども捕食します。森林を生息地とし、その多くが一夫多妻制を採っています。雄は派手な羽衣を持つため、巣作りや子育ては目立たない雌単独で行うのが一般的です。彼らの驚くべき美しさは、古くから人々の関心を集めてきました。特に、その美しい飾り羽は、ニューギニアの先住民文化において重要な装飾品や儀礼品として利用されてきました。
しかし、その豪華な羽を目当てにした乱獲や、生息地である森林の破壊により、多くの種が絶滅の危機に瀕しています。現在では、国際的な取引規制や生息地の保護活動が進められていますが、彼らの生存には継続的な自然保護の取り組みが不可欠です。極楽鳥は、進化の妙を体現する鳥として、生物多様性の象徴的な存在となっています。





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