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【AU★ 5/5 5/5】紀元前600年~550年 古代ギリシア イオニア国 1/12スターテル エレクトラム貨

数量
2,012,500(税込)
歴史的な芸術遺産!
世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコインです。

2600年前の歴史と背景を誇りつつ、
『★』が付与された奇跡の状態を保持するコインです。
他では間違いなく入手困難な希少価値の高いコインのご紹介になります。

■デザイン

表面:向き合う2頭のライオン(または豹)
裏面:接触する2つの丸いインキューズ(打ち込み)

裏面の穴は表面デザインを浮かせるため、土台に抑えて製造する際に施されたインキューズというもので 
「 偽造防止目的の極印 」 とも言われており、当時の貴重な技術を、このコインから見る事ができます。

■状態

AU★ Strike: 5/5 Surface: 5/5

■コイン詳細

【発行年】紀元前600年~550年
【発行国】古代ギリシア イオニア国
【額面】1/12スターテル
【素材】EL(エレクトラム:自然合金)
【重量】1.18g
【直径】7mm
【表面】向き合う2頭のライオン(または豹)
【裏面】接触する2つの丸いインキューズ(打ち込み)
【NGC鑑定】AU★ Strike: 5/5 Surface: 5/5
【専門書】
1: Weidauer Series XXXII, 162-165
2:SNG Kayhan 712; Kerschner and Konuk, “Electrum Coins and Their Archaeological Context: The Case of the Artemision of Ephesus,” in White Gold, no. 106.

■ポイント

*希少性
まず残存していることが困難であり、
2600年以上もの時を経て、奇跡ともいえる状態を維持しています。
古代でAU以上のグレーディング評価されることは極めて貴重で、滅多にお目にかかることはありません。

*状態
・Strike(打刻)、Surface(表面)共に満点!最高評価!
・グレード:AU(準未使用品)!
・そしてなんと『★』が付与!
※★:コインの磨耗や打刻・表面の状態といったグレードとは別に、状態に特筆すべき美しい評価があると認められるコインに付けられます。
さらに特筆すべきは、、古代コインで頻繁に見かける「CountermarkやGraffito, Mark」等、マイナス評価も一切ありません!

2600年もの時を経て、この状態で保存されていることは奇跡に近いといっても過言ではありません。

*市場性
古代ギリシアのコインは、単なる貨幣でなく、当時の政治、経済、文化を映し出す貴重な歴史資料でもあり、高度な技術が結晶した芸術遺産でもあります。しかし、時を経てもなお輝きを失わないコインは極めて稀であり、多くは失われてしまいました。

その貴重な古代ギリシアコインの中にあって、本品は、貨幣史の中でも最古に近い時代に鋳造されているにも関わらず「★」が付与された、奇跡ともいえるグレード評価を受けています。
この時代の状態の良いコインは市場に出回ることは稀で、コレクターや投資家はもちろん、歴史愛好家にとっても垂涎の的と言えるでしょう。

・歴史的価値がある古代コイン
・抜群の保存状態
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

2600年以上前のコインとは思えない美しい輝きを保った歴史的な芸術遺産とも言える古代コイン。
在庫があるタイミングで是非お手元のコレクションに加えていただきたい逸品になります。

▼コインのストーリー

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る古代ギリシアコイン!
『★』が付与された奇跡の状態を保持する貴重な1枚です。

■イオニア国とは

イオニアは、古代アナトリア半島(現在のトルコ)南西部に位置し、エーゲ海に面していた地方を指します。この地域には近隣にスミルナ(現在のイズミル)が存在していました。アナトリア半島には、イオニア人(古代ギリシア人の一派)によって植民地化されたあるいは少なくとも支配された複数の都市国家があり、これらが結集して形成されたのがイオニア同盟で、その北部地域を指しています。

古代ギリシアの伝承によれば、イオニア地方の諸都市はエーゲ海の向こう側からやってきた植民者によって建設されたとされています。この植民は、アッティカのイオニア人たちの伝説と密接に結びついており、最後のアテナイ王であるコドロスの息子、ネイレウスおよびアンドロクロスが率いて行われたとされています。

後の時代の学者たちはこれを「イオニア人の移住」と呼び、その時期はトロイア戦争の約140年後またはヘラクレスの息子であるヘーラクレイダイがペロポネソス半島に帰還した後の約60年後と見なしています。1910年、当時の研究者たちは、具体的な時期は不確かであるが、イオニア地方がギリシア化が比較的遅いとされる一般的な見解に同意しています。これは、ドーリア人の侵入と拡大、初期エーゲ時代以降に位置づけられています。

■エレクトラム(エレクトロン)貨とは

エレクトラム(エレクトロン)貨は、リディア王国で鋳造された世界最古のコインと言われているものです。最古のものは紀元前670年ごろの発行と言われているため、紀元前650年から紀元前600年ごろに発行された当コインは貨幣の歴史の黎明期に発行されたものと言えるでしょう。

エレクトラム貨の語源は、ギリシア語で「琥珀」を意味する「elektron」からきています。エレクトラム貨は金と銀を混ぜた合金で作られています。金と銀を混ぜた合金の色合いが琥珀のようであったことから、エレクトラムと名づけられました。これまで発見されているエレクトラムの金の割合は約40〜90%と幅があります。金の地金で硬貨を作るよりも、銀を混ぜたほうが流通量もあがり、強度も増すことからこの合金が発案されたと言われています。

■スターテルとは

スターテルとは、貨幣の価値のひとつでもあり、古代ギリシア語で「重さ」を意味する言葉です。スターテルという基準が生まれた当初の紀元前8世紀ごろは、インゴットに使用されていることが確認できるため、最初は重さの単位として誕生し、のちに貨幣に使用されるようになったと考えられます。スターテルが貨幣として確認されている最古のものは、紀元前およそ650年前にアイギナ島で発行されたものです。

スターテルは、金貨で発行されているのは非常に稀な硬貨です。一説によると、古代ギリシャなどで発行されたスターテル金貨はそのほとんどが一般流通しておらず、政治利用されるための硬貨だったと言われています。

のちに、ギリシャで兵士として働いていたケルト族の人々が、西ヨーロッパと中央ヨーロッパにスターテル硬貨の概念を持ち込んだそうです。そのため、マケドニア王フィリップ2世やアレキサンダー大王の肖像が描かれたスターテル金貨も、コインコレクターに人気の品として存在します。

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